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スツールの魅力再発見!暮らしを豊かにする活用術

お部屋のインテリアを考えたとき、ついつい大きな家具にばかり目が行きがちではありませんか?ソファやテーブル、収納棚…。でも、実は名脇役ともいえる「スツール」こそ、暮らしをぐっと豊かにしてくれるポテンシャルを秘めたアイテムなんです。

「スツールって、ただの小さな椅子でしょ?」と思っているとしたら、それはもったいない!スツールは、座るという基本的な役割だけでなく、アイデア次第で何通りもの使い方ができる、まさに変幻自在の万能家具。省スペースでありながら、デザイン性の高いものも多く、お部屋のアクセントとしても活躍してくれます。

この記事では、特定の商品を一切紹介することなく、純粋に「スツール」というアイテムそのものの魅力や、あなたの暮らしにぴったりの一脚を見つけるためのヒント、そして「そんな使い方があったのか!」と膝を打ちたくなるような活用アイデアを、たっぷりとご紹介していきます。宣伝やランキングは一切ありません。ただただ、スツールの奥深い世界を一緒に探求していきましょう。この記事を読み終わる頃には、あなたもきっとスツールの虜になっているはずですよ。

スツールの基礎知識

まずは基本の「き」。スツールって一体どんなもので、どんな歴史があって、似ているようで違う「椅子」とは何が違うのでしょうか。意外と知らないスツールの基本を知ることで、選び方や使い方のヒントが見えてきますよ。

スツールの歴史をちょこっと覗いてみよう

スツールの歴史は、実はとっても古いんです。その起源は、なんと古代エジプト時代にまで遡ると言われています。当時の壁画には、王族や貴族がスツールに腰掛けている様子が描かれているんですよ。権威の象徴でもあったんですね。その後、古代ギリシャやローマでも、市民の日常的な家具として広く使われるようになりました。

中世ヨーロッパでは、持ち運びが簡単なスツールは、常に移動を繰り返す王侯貴族にとっても便利な家具でした。一方で、庶民の家では、質素で頑丈な木製スツールが、食卓や作業台の椅子として欠かせない存在でした。日本でも、古くから「床几(しょうぎ)」と呼ばれる折りたたみ式のスツールが、武士の陣営や庶民の暮らしの中で使われてきました。

このように、スツールは時代や文化を超えて、人々の暮らしに寄り添い続けてきた、歴史ある家具なのです。背もたれがないシンプルな形だからこそ、様々な用途に対応し、長く愛されてきたのかもしれませんね。

スツールと椅子の違いって何?

「スツールも椅子の一種でしょ?」はい、その通りです。でも、一般的に「椅子(チェア)」と「スツール」を区別する際には、大きな違いが2つあります。それは「背もたれの有無」と「肘掛けの有無」です。

一般的に、背もたれと肘掛けの両方、もしくはいずれかがあるものを「椅子(チェア)」、両方がないものを「スツール」と呼びます。このシンプルな違いが、それぞれの得意なこと、不得意なことを生み出しています。

  • 椅子(チェア)のメリット・デメリット
    メリットは、なんといっても背もたれがあることによる安定感と快適さ。長時間座って食事をしたり、本を読んだり、リラックスするのに向いています。デメリットは、スツールに比べてサイズが大きく、重量もあるため、場所をとることや、持ち運びがしにくい点が挙げられます。
  • スツールのメリット・デメリット
    メリットは、そのコンパクトさと軽さ。省スペースで置けるので、狭い場所でも活躍します。持ち運びも簡単なので、必要な場所にサッと移動して使えます。また、背もたれがない分、どの方向からでも座ることができ、立ち座りの動作がスムーズなのも特徴です。デメリットは、背もたれがないため、長時間座っていると疲れやすいこと。リラックスしてくつろぐ、という用途にはあまり向いていません。

どちらが良い・悪いというわけではなく、使う目的や場所によって最適な方を選ぶことが大切です。短時間座ったり、補助的に使ったり、アクティブに動く場所で使うならスツールが、ゆっくりと時間を過ごす場所なら椅子が、それぞれ真価を発揮してくれます。

スツールの主な種類

一口にスツールと言っても、その形や高さ、機能は様々です。ここでは、代表的なスツールの種類とその特徴をご紹介します。自分の使いたいシーンを思い浮かべながら、「こんなスツールがあるんだな」と知っておくだけでも、選びやすさが格段にアップしますよ。

カウンタースツール・ハイスツール

座面が高いタイプのスツールのことを指します。一般的に、座面の高さが60cm以上のものを指すことが多いです。キッチンカウンターやバーカウンター、高さのあるハイテーブルに合わせて使われます。足元に「足置き(フットレスト)」が付いているものが多く、高い位置でも安定して座れるように工夫されています。カフェのようなおしゃれな空間を演出したいときにもぴったりなスツールです。

ロースツール

座面が低いタイプのスツールで、一般的なダイニングチェアと同じくらいの高さ(40〜45cm程度)か、それよりも低いものを指します。ドレッサーやデスクに合わせたり、玄関で靴を履くときにちょっと腰掛けたり、リビングでオットマン(足置き)として使ったりと、非常に用途が広いのが特徴です。お子様用の椅子としてもちょうど良い高さのものが見つかりやすいです。

スタッキングスツール

「スタッキング」とは「積み重ねる」という意味。その名の通り、使わないときには重ねて収納できるスツールのことです。急な来客用の椅子としていくつか備えておきたいけれど、収納場所に困る…という悩みを解決してくれます。デザインもシンプルなものが多く、複数個あってもすっきりと片付くのが嬉しいポイント。限られたスペースを有効活用したい方に特におすすめです。同じデザインで揃えれば、重ねた姿も美しく、インテリアの一部になります。

折りたたみスツール

こちらも省スペースの味方、折りたたみ式のスツールです。スタッキングスツールよりもさらにコンパクトに収納できるのが魅力。普段はクローゼットや家具の隙間にしまっておき、必要なときだけパッと広げて使えます。アウトドアやキャンプに持って行ったり、キッチンで高いところの物を取るときの踏み台として使ったり(※耐荷重の確認は必須です!)と、インドア・アウトドアを問わず活躍の場が広いタイプです。

収納付きスツール

座面の下が収納スペースになっている、一台二役の便利なスツールです。「ボックススツール」や「収納ベンチ」と呼ばれることもあります。リビングで散らかりがちな雑誌やリモコン、お子様のおもちゃなどをポイポイっと入れておけば、お部屋がすっきり片付きます。玄関に置いて、防災グッズやスリッパの収納に使うのも良いアイデアです。座る機能と収納機能を兼ね備えているため、特にワンルームなどスペースが限られたお部屋で重宝します。

バランススツール

近年注目を集めているのが、このバランススツールです。座面が固定されておらず、体の動きに合わせて前後左右に傾くのが特徴。座っている間、体が無意識にバランスを取ろうとするため、体幹が刺激されると言われています。デスクワーク中に使うことで、姿勢を意識しやすくなるという方も。一般的なスツールとは少し違った、アクティブな座り心地を提供してくれます。集中したい書斎や、子供の学習椅子として選ぶ方も増えているようです。

スツールの選び方徹底ガイド

さて、スツールの種類がわかったところで、次はいよいよ「自分にぴったりの一脚」を見つけるための選び方です。デザインだけで選んでしまって「なんだか使いにくい…」なんて失敗は避けたいもの。ここでは、5つのステップに分けて、スツール選びのポイントを詳しく解説していきます。

STEP1: どこで、何のために使う?「目的」を明確にしよう

これが一番大事なステップです。スツールを「どこで」「どんな風に」使いたいのかを、できるだけ具体的にイメージしてみましょう。目的がはっきりすれば、おのずと必要なスツールの種類や機能が絞られてきます。

  • キッチンで使いたい
    料理中のちょっとした休憩用?それともカウンターで朝食をとるため?休憩用なら座り心地の良いロースツール、カウンターで使うなら高さのあるカウンタースツールが候補になります。作業の合間に使うなら、キャスター付きで移動が楽なものも便利かもしれません。
  • 玄関で使いたい
    主な目的は、靴の脱ぎ履きを楽にすることでしょう。それなら、場所を取らないコンパクトなロースツールが最適です。ついでに、買い物袋をちょっと置く台としても使えそうですね。収納付きのスツールを選んで、中にシューケア用品や折りたたみ傘を入れておくのも賢い使い方です。
  • リビングで使いたい
    ソファの補助椅子として?それとも足置き(オットマン)?サイドテーブル代わりにもしたい?複数の役割を期待するなら、デザイン性が高く、軽くて移動させやすいものが良いでしょう。ファブリック製のものなら、ソファとのコーディネートも楽しめます。
  • 来客用として備えたい
    普段は使わないけれど、人が集まるときに必要になる、というケース。この場合は、なんといっても収納性が重要です。スタッキングスツールや折りたたみスツールが最有力候補。複数あっても邪魔にならずに保管できます。
  • インテリアとして飾りたい
    座ることは二の次で、観葉植物や照明を置くディスプレイ台として使いたい、という目的もアリです。この場合は、機能性よりも、お部屋のテイストに合うデザインや素材を最優先で選びましょう。オブジェのような美しいフォルムのスツールもたくさんあります。

STEP2: 高さが重要!「座面の高さ」の選び方

スツールを「椅子」として使う場合、最も重要なのが座面の高さです。特に、テーブルやカウンターと合わせて使う場合は、この高さが合っていないと、非常に使いにくく、体に負担がかかってしまいます。快適に使える高さの目安を知っておきましょう。

一般的に、テーブルの天板と椅子の座面との間の距離を「差尺(さじゃく)」と呼びます。この差尺が、約25cm〜30cmになるのが、食事がしやすく、作業もしやすい理想的な高さだと言われています。

計算式はとっても簡単です。

テーブルの高さ – 25〜30cm = 目安となるスツールの座面高

例えば、高さ90cmのカウンターに合わせるなら、座面高60〜65cmのスツールを選ぶと、ちょうど良い高さになります。ご自宅のテーブルやカウンターの高さをメジャーで測って、計算してみてくださいね。

以下に、一般的なテーブルの高さと、それに合わせるスツールの座面高の目安をまとめました。ぜひ参考にしてください。

合わせる家具の種類 一般的な家具の高さ 推奨されるスツールの座面高
ダイニングテーブル 70cm 〜 72cm 40cm 〜 47cm
デスク・作業台 70cm 〜 75cm 40cm 〜 50cm
キッチンカウンター 85cm 〜 95cm 55cm 〜 70cm
ハイテーブル・バーカウンター 100cm 〜 105cm 70cm 〜 80cm

もちろん、これはあくまで目安です。座る人の身長や体格、座り方の好みによっても、快適な高さは変わってきます。もし可能であれば、実際に座って試してみるのが一番ですが、ネット通販などで選ぶ場合は、この計算式をぜひ活用してください。高さが調整できる「昇降機能付き」のスツールを選ぶ、というのも一つの賢い選択です。

STEP3: 見た目も大事!「素材」で選ぶ

スツールは、お部屋の印象を左右するインテリアエレメントでもあります。どんな素材でできているかによって、見た目の雰囲気や座り心地、お手入れの方法が大きく変わってきます。代表的な素材の特徴を知って、お部屋のテイストやライフスタイルに合うものを選びましょう。

  • 木製
    ナチュラルで温かみのある雰囲気が最大の魅力。どんなインテリアにも馴染みやすく、使い込むほどに味わいが増す「経年変化」を楽しめるのも木製ならではの楽しみです。パイン材のような柔らかい木材はカントリー調に、ウォールナットのような濃い色の木材はモダンで落ち着いた雰囲気になります。木のぬくもりを感じたい、長く愛用したいという方におすすめです。
  • 金属製(スチール・アルミなど)
    シャープでモダンな印象を与えてくれるのが金属製スツール。インダストリアル(工業的)なデザインや、スタイリッシュな空間によく合います。耐久性が高く、頑丈なのも特徴。クールで無骨な雰囲気が好きな方にはたまりません。一方で、冬場は座面がひんやりと感じられることもあります。
  • プラスチック・樹脂製
    軽量で、持ち運びが楽ちん。そして何より、カラーバリエーションが豊富なのが魅力です。お部屋の差し色になるような、ビビッドなカラーのスツールも見つかります。水や汚れに強く、お手入れが簡単なのも嬉しいポイント。スタッキングできるタイプや、屋外で使えるものも多くあります。手軽にインテリアの雰囲気を変えたいときにぴったりです。
  • ファブリック(布製)
    座面に布地が張られたタイプ。クッション性があり、座り心地が柔らかいのが特徴です。優しい雰囲気で、リビングや寝室などリラックスしたい空間に合います。コーデュロイ、ベルベット、キャンバス地など、生地の種類によっても印象が大きく変わるので、選ぶ楽しみがあります。ただし、汚れがつくとシミになりやすいので、カバーが取り外して洗えるタイプだとより安心です。
  • レザー(本革・合皮)
    高級感と重厚感があり、お部屋をぐっと格上げしてくれます。ヴィンテージスタイルや、シックで大人っぽいインテリアを目指す方におすすめ。本革は、使い込むほどに風合いが増し、自分だけの一脚に育っていきます。合皮(PUレザーなど)は、本革に比べて価格が手頃で、水拭きできるなどメンテナンスがしやすいというメリットがあります。

STEP4: 機能性で選ぶ

スツールをより便利に、快適に使うための「機能」にも注目してみましょう。「こんな機能があったらいいな」を叶えてくれるスツールが見つかるかもしれません。

収納機能

前述の「収納付きスツール」がこれにあたります。座面を開けると中が収納スペースになっているタイプです。お部屋がすっきり片付くだけでなく、収納家具を別に置く必要がないため、スペースの節約にもなります。「座る」と「しまう」の一台二役は、特に物が多くなりがちなリビングや子供部屋で大活躍します。

スタッキング(重ね置き)機能

こちらも前述の通り、複数脚を重ねて収納できる機能です。来客用の椅子をたくさん用意したいけれど、置き場所に困る…という場合に最適解となります。重ねた時の見た目も計算されてデザインされているものも多く、収納している姿そのものがインテリアになります。カフェや公共施設などでもよく見かける、非常に実用的な機能です。

折りたたみ機能

使わないときは、薄くたたんで家具の隙間やクローゼットに収納できる機能。スタッキングよりもさらに省スペース性に優れています。必要な時だけサッと取り出して使える手軽さが魅力。キッチンでの作業や、ベランダで一休みしたいとき、アウトドアに持ち出すなど、様々なシーンでフットワーク軽く使えます。

昇降機能

座面下のレバーなどで、座面の高さを自由に変えられる機能です。使う人の身長や、合わせるテーブルの高さに合わせて、いつでも最適なポジションに調整できます。家族みんなで一台のスツールを共有する場合や、高さの違う複数のテーブルで使いたい場合などに非常に便利です。自分にとってのジャストな高さを探せるのも嬉しいですね。

キャスター付き

座面の脚にキャスター(車輪)が付いていて、座ったままでもスムーズに移動できるタイプです。デスクワークやキッチンでの作業など、少しだけ移動したい場面が多い場所で使うと、その便利さを実感できます。いちいち立ち上がって椅子を引く、という手間が省けるだけで、作業効率がぐっと上がることも。床を傷つけにくい素材のキャスターが使われているかどうかも、チェックポイントの一つです。

STEP5: デザインと形で選ぶ

最後のステップは、お部屋の雰囲気を決める「デザイン」です。機能性やサイズ、素材の候補が絞れてきたら、最後は自分の「好き」を大切に、デザインを選んでいきましょう。

  • 座面の形
    代表的なのは「丸座面」と「角座面」です。丸座面は、柔らかく優しい印象を与えます。どの方向からでも座りやすく、角がないので空間に圧迫感を与えにくいのが特徴です。角座面は、シャープでモダンな印象。置いたときにすっきりと収まりが良く、安定感のある見た目です。デザインによっては、複数個を並べてベンチのように使うこともできます。
  • 脚の数とデザイン
    スツールの脚は、デザインの要ともいえる部分。一般的なのは「四本脚」で、安定感が最も高いと言えます。すっきりとした印象の「三本脚」は、デザイン性が高くおしゃれですが、座り方によっては少しぐらつきやすい場合もあるので安定性を確認しましょう。一本脚のタイプは、モダンで洗練された印象を与え、昇降機能が付いているものが多いです。
  • インテリアテイストとの相性
    お部屋全体のインテリアテイストと合わせることで、統一感のあるおしゃれな空間が生まれます。
    • 北欧テイスト: 明るい色の木材(ビーチやアッシュなど)を使った、シンプルでナチュラルなデザインのスツールがぴったり。座面がファブリック素材のものも温かみがあって良いですね。
    • モダンテイスト: スチールなどの金属素材や、モノトーンカラー(白・黒・グレー)、直線的なデザインのスツールがよく合います。レザー素材も高級感をプラスしてくれます。
    • ナチュラルテイスト: 木の素材感を活かした、素朴で温かみのあるデザインが基本。ラタン(籐)などの自然素材を使ったスツールも、リラックスした雰囲気を演出してくれます。
    • インダストリアルテイスト: 使い古したような風合いの木材と、黒いスチールを組み合わせたような、無骨でクールなデザインがマッチします。少し錆び加工がされたようなものも雰囲気が出ます。
    • ヴィンテージ・レトロテイスト: 濃い色の木材や、使い込まれたレザー、コーデュロイなどの懐かしい雰囲気の素材を使ったスツールがおすすめです。

これらのステップを参考に、ぜひあなただけの「理想の一脚」探しの旅を楽しんでみてください。

こんな使い方も!スツール活用アイデア集

スツールの本当の面白さは、その自由な使い方にあります。「座る」という固定観念から一度離れてみると、驚くほどたくさんの活用法が見えてきます。ここでは、定番の使い方から「なるほど!」と思える意外な活用術まで、具体的なアイデアをご紹介します。お家のあちこちで、スツールを活躍させてみませんか?

定番の使い方をもう一度おさらい

まずは、スツールの基本ともいえる使い方から。基本だからこそ、改めてその便利さを見直してみましょう。

  • 椅子として(ダイニング、デスク、カウンター)
    これは王道の使い方ですね。特に、来客時にダイニングチェアが足りなくなったとき、スタッキングスツールや折りたたみスツールがあれば、さっと食卓を囲む人数を増やせます。また、背もたれがないスツールは、デスクで使うと良い意味で「長居」しにくく、作業に集中しやすいという声も。キッチンカウンターで、朝食やちょっとした軽食をとるのにも、軽快なスツールはぴったりです。
  • オットマン(足置き)として
    ソファに座ってくつろぐとき、足を伸ばせる場所があると、リラックス度が格段にアップしますよね。そんな時に活躍するのがロースツール。ソファの前に置いて、足をぽんと乗せれば、即席のオットマンに早変わり。ソファとスツールの座面の高さを合わせると、より快適に使えます。布地やレザーなど、ソファの素材と合わせると、インテリアとしての統一感も生まれます。

ちょっと意外な活用術

ここからは、スツールを「椅子」以外のものとして使う、目からウロコのアイデア集です。お部屋の「ちょっとした不便」を、スツールが解決してくれるかもしれません。

  • サイドテーブルとして
    ソファやアームチェアの横にスツールを置けば、あっという間におしゃれなサイドテーブルの完成です。読みかけの本や、スマートフォン、コーヒーカップを置くのにちょうど良いスペースが生まれます。ベッドサイドに置いて、目覚まし時計や間接照明を置くナイトテーブルとして使うのも素敵です。わざわざサイドテーブルを買わなくても、スツール一つで代用できるなんて、なんだか得した気分になりませんか?
  • ディスプレイ台として
    お気に入りの観葉植物や、旅先で見つけた雑貨、お気に入りのアートフレームなどを飾るためのディスプレイ台としても、スツールは優秀です。床に直接置くよりも、少し高さを出してあげるだけで、ぐっと洗練された印象になります。特に、デザイン性の高いスツールは、それ自体がオブジェのような役割も果たしてくれるので、上に飾るものと合わせて、空間に立体感とリズムを生み出すことができます。
  • 玄関での靴の脱ぎ履きサポート
    ブーツや紐靴を履くとき、ちょっと腰掛ける場所があると、すごく楽ですよね。玄関にコンパクトなロースツールを一つ置いておくだけで、日々の「いってきます」「ただいま」がぐっと快適になります。お客様がいらしたときにも、スマートに靴を履いてもらえますし、小さな子供やお年寄りの方にも優しい気遣いになります。
  • キッチンでの踏み台として
    キッチンの吊り戸棚など、高い場所にあるものを取るとき、椅子を引っ張ってくるのはちょっと面倒…。そんなとき、軽量なスツールがあれば、さっと移動させて踏み台として使えます。ただし、これは非常に重要な注意点ですが、必ずスツールの耐荷重を確認し、安定した場所で、自己責任のもと安全に注意して使用してください。踏み台としての使用を想定していない製品もありますので、あくまで補助的な使い方として考えましょう。
  • 洗面所での身支度用に
    洗面台の前にスツールを置いておくと、座ってゆっくり歯磨きをしたり、ドライヤーで髪を乾かしたり、お肌のお手入れをしたりと、何かと便利です。特に朝の忙しい時間、立ちっぱなしは意外と疲れるもの。ちょっと腰掛ける場所があるだけで、心にも体にも余裕が生まれます。耐水性のあるプラスチック製や金属製のスツールがおすすめです。
  • 子供用の椅子として
    リビングのローテーブルでお絵かきをしたり、おやつを食べたり。そんな時、大人用の椅子では大きすぎる小さなお子様には、ロースツールが自分だけの特等席になります。自分で持ち運べる軽いものを選んであげれば、お気に入りの場所で自由に使うことができます。ただし、安定性の高い四本脚のものを選ぶなど、安全面には十分配慮してあげてくださいね。

スツールを長く愛用するためのお手入れ方法

お気に入りのスツールが見つかったら、できるだけ長く、きれいな状態で使い続けたいですよね。そのためには、素材に合った適切なお手入れが欠かせません。ここでは、素材別の基本的なお手入れ方法と、よくあるトラブルの対処法をご紹介します。

素材別お手入れの基本

素材の特性を理解して、日々のちょっとしたお手入れを心がけることが、美しさを長持ちさせる秘訣です。

木製スツール

普段のお手入れは、乾いた柔らかい布で優しく乾拭きするのが基本です。化学ぞうきんは、塗装の種類によっては変色やシミの原因になることがあるので、使用は避けた方が無難です。汚れがついてしまった場合は、固く絞った布で水拭きし、その後すぐに乾いた布で水分を完全に拭き取ってください。水分が残っていると、輪ジミやカビの原因になります。年に1〜2回、木材用のオイルやワックスでお手入れをすると、乾燥を防ぎ、美しい艶を保つことができます。

金属製スツール

こちらも基本は乾拭きです。指紋などが気になる場合は、固く絞った布で拭き、乾拭きで仕上げます。スチール製のものは、湿気に弱いので、濡れたまま放置するとサビが発生することがあります。水分はすぐに拭き取るようにしましょう。もしサビが出てしまった場合は、目の細かいサンドペーパーやサビ取り剤で軽くこすり、サビを落とした後、サビ止めのスプレーなどを塗布しておくと再発しにくくなります。

プラスチック製スツール

お手入れが最も簡単な素材の一つです。普段は乾拭きで十分。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤をつけた柔らかい布で拭き、その後、洗剤が残らないように水拭きし、最後に乾拭きで仕上げます。研磨剤入りのクリーナーや硬いタワシでこすると、表面に傷がついてしまうので注意してください。

ファブリック製スツール

ホコリや髪の毛がつきやすいので、普段から衣類用のブラシや掃除機でこまめにゴミを取り除くことが大切です。飲み物などをこぼしてしまった場合は、すぐに乾いた布やティッシュで、こすらずに叩くようにして水分を吸い取ります。その後、ぬるま湯に浸して固く絞った布で、汚れの外側から中心に向かって叩くようにして汚れを移し取ります。カバーが取り外せるタイプの場合は、洗濯表示に従って洗濯しましょう。

レザー製スツール

本革も合皮も、普段は乾いた柔らかい布での乾拭きが基本です。本革の場合は、半年に一度くらい、専用のレザークリーナーで汚れを落とし、保護クリームを塗って油分を補給してあげると、ひび割れなどを防ぎ、長持ちします。合皮の場合は、水拭きも可能ですが、強くこすりすぎると表面が傷むことがあるので優しく拭きましょう。どちらの素材も、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所に置くと、劣化を早める原因になるので避けるようにしましょう。

トラブルシューティング:こんな時はどうする?

使っているうちに起こりがちな、ちょっとしたトラブル。慌てずに対処する方法を知っておけば安心です。

  • ガタつきの直し方
    スツールのガタつきは、主に床の凹凸や、脚の長さの微妙なズレが原因です。まずは、置く場所を変えてみて、ガタつきが直るか試してみましょう。それでも直らない場合は、ガタついている脚の裏に、市販のフェルトやゴムシートを貼って高さを調整するのが最も簡単な方法です。ネジで脚を固定しているタイプの場合は、一度ネジを緩めてから、座面に均等に体重をかけて締め直すと、ガタつきが解消されることもあります。
  • 傷の補修
    木製スツールに小さな傷がついてしまった場合、ホームセンターなどで手に入る同系色のクレヨンタイプの補修材や、ペンタイプの補修マーカーで目立たなくすることができます。傷の部分をきれいにし、補修材を塗り込み、はみ出した部分を布で拭き取ります。深い傷の場合は、専門の業者に相談することも検討しましょう。

スツール選びでよくある質問(Q&A)

最後に、スツールを選ぶ際にお客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。あなたの疑問も、ここで解決するかもしれません。

Q1. 安定性の高いスツールはどれ?

A. 一般的に、最も安定性が高いとされるのは四本脚のスツールです。脚が四方にしっかりと踏ん張るため、座ったときのぐらつきが少なくなります。また、脚が外側に向かって広がっているデザイン(末広がり)のものや、脚と脚の間を繋ぐ「貫(ぬき)」という部材があるものも、構造的に強度が増し、安定感があります。重心が低いロースツールも、背の高いハイスツールに比べて倒れにくいと言えます。デザイン性が高い三本脚のスツールを選ぶ際は、実際に座ってみるなどして、安定性をしっかり確認することをおすすめします。

Q2. 腰痛持ちでも使えるスツールはありますか?

A. スツールは背もたれがないため、長時間座ることで腰に負担がかかる可能性は否定できません。もし腰に不安がある方がスツールを選ぶ場合は、いくつかのポイントを考慮すると良いでしょう。一つは、座面にお尻の形に合わせた緩やかなくぼみがあるものや、クッション性の高いものを選ぶこと。これにより、体圧が分散されやすくなります。また、前述の「バランススツール」のように、座りながら体を動かすことができるタイプは、同じ姿勢を続けることによる体のこわばりを和らげるのに役立つ場合があります。ただし、これらは医療機器ではなく、効果を保証するものではありません。腰痛の症状が重い方は、まず医師や理学療法士などの専門家に相談し、自分の体に合った椅子選びのアドバイスをもらうことが最も重要です。

Q3. 狭い部屋でも置けるスツールは?

A. 狭いお部屋でスツールを活用したい場合、「省スペース性」がキーワードになります。まず候補になるのは、スタッキングスツールです。普段は一脚分のスペースに重ねておき、必要な時だけ出して使えます。さらにコンパクトさを求めるなら、折りたたみスツールが最適です。使わないときは家具の隙間に収納できます。また、単純にサイズの小さいコンパクトなロースツールを選ぶのも良いでしょう。圧迫感を軽減したい場合は、脚が細いデザインのものや、座面の色を壁の色と合わせると、空間に馴染みやすくなります。

Q4. スツールの耐荷重はどれくらい?

A. スツールの耐荷重は、製品の構造や素材によって大きく異なります。一般的には、80kg〜100kg程度のものが多く見られますが、中には120kg以上の頑丈なものや、逆にもっと軽量な作りのものもあります。特に、踏み台として使用することを少しでも考えている場合は、この耐荷重の確認は絶対に必要です。製品の仕様書や説明書に必ず記載されていますので、購入前、使用前に必ずチェックする習慣をつけましょう。安全に関わる非常に重要なポイントです。

Q5. 組み立ては難しい?

A. スツールには、箱から出したらすぐに使える「完成品」と、自分で組み立てる必要がある「要組み立て品」があります。デザイン性の高いものや、海外製品、比較的安価な製品は、要組み立て品であることが多いです。組み立ての難易度は製品によって様々。脚を取り付けるだけの簡単なものから、全てのパーツをネジで組んでいく複雑なものまであります。組み立てが苦手な方は、購入前に「完成品」か「要組み立て品」かを確認することが大切です。要組み立て品の場合は、説明書の分かりやすさや、必要な工具(付属していることが多いですが)についても確認しておくと、後で「しまった!」となるのを防げます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?たかがスツール、されどスツール。ただの「小さな椅子」という言葉だけでは語りきれない、その奥深い魅力と無限の可能性を感じていただけたなら嬉しいです。

スツールは、背もたれがないからこそ、私たちの想像力をかき立ててくれます。椅子になり、テーブルになり、台になり、ときにはオブジェにもなる。あなたのライフスタイルやアイデア次第で、どんな役割もこなしてくれる、最高の相棒になってくれる可能性を秘めています。

この記事では、特定の商品名やブランド名は一つも挙げていません。それは、誰かにとっての「おすすめ」が、あなたにとっての「最高」とは限らないからです。大切なのは、ここでご紹介したような選び方の知識をヒントに、「今の自分の暮らしには、どんなスツールがあったらもっと楽しく、もっと快適になるだろう?」と考え、想像を膨らませてみることです。

ぜひ、あなただけの素敵な一脚を見つけて、日々の暮らしの中に、新しい彩りと便利さをプラスしてみてくださいね。

この記事を書いた人
クッション先輩

きっちり整った部屋も素敵だけど、ちょっと抜けてるくらいが心地よくて、いつの間にか“ゆるインテリア”にハマりました。
このサイトでは、家具やインテリア雑貨を中心に、部屋づくりにまつわる「ちょっといいこと」を発信中。難しい話はなしで、“なんとなく好き”を大事にしたアイテム選びやレイアウトの工夫をゆるっと紹介しています。

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