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オフィス収納完全ガイド!快適な職場を作る選び方と整理術

オフィスのデスク周りや共有スペースが、書類や備品で散らかっていませんか? 「あの書類どこだっけ?」「必要な文房具が見つからない…」なんて、探し物で時間を無駄にしてしまうことは、実は生産性を大きく下げてしまう原因の一つなんです。散らかったオフィスは、見た目が良くないだけでなく、働く人の集中力を削ぎ、ときには情報漏えいのリスクを高めることさえあります。

この記事では、特定の商品をおすすめするのではなく、快適で機能的なオフィス環境を作るための「オフィス収納」に関する考え方やノウハウを、基礎から応用まで徹底的に解説します。収納家具の基本的な種類から、失敗しない選び方のステップ、そして購入後の整理整頓術まで、この一本の記事でまるっと理解できるお役立ち情報だけを詰め込みました。「うちのオフィス、なんだかゴチャゴチャしてるな…」と感じている総務ご担当者様や、オフィスの環境改善を任されたプロジェクトリーダーの方、必見ですよ!

この記事を読み終える頃には、単にモノをしまう箱を選ぶのではなく、「働きやすい環境をデザインする」という視点でオフィス収納を考えられるようになっているはずです。さあ、一緒に理想のオフィス空間作りの第一歩を踏み出しましょう!

  1. なぜオフィス収納はこれほど重要なのか?
    1. 探し物の時間をなくし、コア業務に集中できる
    2. 心にも空間にもゆとりが生まれる快適な職場環境
    3. 情報セキュリティレベルの向上
    4. 来客や従業員に与える「企業の顔」としての役割
  2. まずは知ることから!オフィス収納家具の基本の種類と特徴
    1. 書類を制する者は仕事を制す!「書類収納」
    2. デスク周りを快適に!「小物・文具収納」
    3. フリーアドレス時代に必須!「個人用収納」
    4. 備品や在庫を一括管理!「大型・共用収納」
    5. 特定の用途に応える「特殊な収納」
  3. これを読めば失敗しない!オフィス収納家具の選び方5ステップ
    1. ステップ1:現状把握と目的の明確化「何を、どれくらい、誰が?」
    2. ステップ2:設置場所の確認「測って、描いて、シミュレーション」
    3. ステップ3:機能性で選ぶ「使いやすさと安全性をチェック」
    4. ステップ4:素材とデザインで選ぶ「オフィスの雰囲気を決める」
    5. ステップ5:運用ルールを決める「買って終わりじゃない!」
  4. 実践!オフィスを劇的に変える収納・整理術
    1. ステップゼロ:整理の基本は「分ける」そして「捨てる」
    2. 収納の鉄則!「定位置管理」を徹底する
    3. 個人の城!「デスク周り」の生産性爆上げ整理術
    4. 永遠の課題?「書類整理」のファイリングシステム
  5. オフィスの未来を描く!レイアウトと収納計画
    1. 「働き方」に合わせた収納計画を立てる
    2. 家具の配置でコミュニケーションをデザインする
    3. 忘れてはならない安全性と防災への配慮
  6. まとめ

なぜオフィス収納はこれほど重要なのか?

まずはじめに、「なぜオフィス収納にこだわる必要があるの?」という根本的な問いについて考えてみましょう。収納家具は単なるモノ入れではありません。適切に計画されたオフィス収納は、企業に多くのメリットをもたらす、いわば「縁の下の力持ち」的な存在なんです。

探し物の時間をなくし、コア業務に集中できる

ある調査によると、ビジネスパーソンは1年間のうち平均で約150時間も探し物をしている、なんていうデータもあるくらいです。150時間といえば、1日8時間労働だとして約19日分。ほぼ1ヶ月分の労働時間に相当する時間が、書類や備品を探すという非生産的な活動に消えている可能性があると考えると、ちょっとぞっとしますよね。

適切に整理整頓され、どこに何があるか一目でわかるオフィス環境が整っていれば、この探し物の時間は劇的に削減できます。必要な時に必要なモノがサッと取り出せる。この当たり前のような状態が、従業員一人ひとりの集中力を高め、本来やるべきコア業務に専念できる時間を生み出すのです。結果として、組織全体の生産性向上に直結する、非常に重要な要素と言えるでしょう。

心にも空間にもゆとりが生まれる快適な職場環境

散らかった空間は、無意識のうちに私たちの心にストレスを与えます。視界に入る情報量が多すぎると、脳が疲れやすくなり、集中力の低下やイライラの原因になることも。逆に、すっきりと片付いた空間は、心に落ち着きとゆとりをもたらし、リラックスして仕事に取り組める環境を作ります。

また、物理的な安全性も忘れてはなりません。床に置かれた段ボールや、通路にはみ出したキャビネットは、つまずきや転倒の原因となり、労働災害につながる危険性もはらんでいます。誰もが安全で快適に過ごせるワークスペースを構築するためにも、収納を工夫して床や通路をクリーンに保つことは、企業のリスク管理の観点からも不可欠です。整理整頓は、物理的な安全と精神的な快適さの両方を実現する土台なのです。

情報セキュリティレベルの向上

オフィスには、契約書、顧客情報、企画書、経理書類など、外部に漏れてはならない重要な情報がたくさんあります。これらの書類がデスクの上に出しっぱなしになっていたり、誰でもアクセスできる棚に無造作に置かれていたりする状況は、情報漏えいや紛失のリスクを著しく高めます

鍵付きのキャビネットや書庫を適切に導入し、「重要書類はこの中に保管する」というルールを徹底することで、物理的なセキュリティレベルは格段に向上します。誰がいつアクセスしたかの記録を残せるような、より高度なセキュリティ機能を備えた収納家具もあります。オフィス収納の整備は、企業の生命線ともいえる大切な情報を守るための、基本的かつ効果的な対策なのです。

来客や従業員に与える「企業の顔」としての役割

オフィスは、訪れるお客様や取引先にとって、その企業を映す「鏡」のようなものです。整理整頓が行き届いた美しいオフィスは、しっかりとした管理体制の行き届いた信頼できる企業である、という好印象を与えます。逆に、雑然としたオフィスは、だらしない、管理が甘いといったネガティブな印象を与えかねません。

さらに、働く従業員にとっても、職場環境はエンゲージメント(仕事への熱意や貢献意欲)を左右する重要な要素です。会社が自分たちの働く環境に配慮してくれていると感じられれば、会社への帰属意識や仕事へのモチベーションも高まるでしょう。美しく機能的なオフィスは、採用活動においても魅力的なアピールポイントとなり得ます。つまり、オフィス収納への投資は、社外へのブランディングと社内のモチベーション向上の両方に貢献する、一石二鳥の施策なのです。

まずは知ることから!オフィス収納家具の基本の種類と特徴

「オフィス収納」と一口に言っても、その種類は実にさまざま。ここでは、やみくもに探し始める前に知っておきたい、代表的なオフィス収納家具の種類とその特徴について解説します。それぞれの得意なこと、不得意なことを理解すれば、自分のオフィスに本当に必要なものが見えてくるはずです。

書類を制する者は仕事を制す!「書類収納」

オフィスの収納で最も大きな割合を占めるのが、やはり書類でしょう。契約書から企画書、請求書まで、あらゆる紙媒体を効率的に管理するための収納家具です。

  • 両開き書庫
    観音開きの扉がついた、最もオーソドックスなタイプです。中身を隠してオフィスをすっきりと見せることができます。鍵付きのものを選べばセキュリティ面でも安心感があります。ただし、扉を開けるためのスペースが前方に必要になる点には注意が必要です。
  • ラテラルキャビネット
    引き出しを手前に引き出して使うタイプの書庫です。引き出しの奥まで見渡しやすく、書類の出し入れがしやすいのが大きなメリット。特に、ファイルを立てて収納するバーチカルファイリングとの相性は抜群です。引き出しを全開にするためのスペースを確保する必要があります。
  • オープン書庫
    扉がなく、棚がオープンになっているタイプです。どこに何があるか一目瞭然で、頻繁に出し入れする書類の収納に向いています。一方で、中身が丸見えになるため、雑然とした印象を与えやすいという側面も。見た目をきれいに保つには、ファイルボックスなどを活用する工夫が求められます。
  • ファイルワゴン
    キャスターが付いていて、デスクサイドや必要な場所へ手軽に移動できるのが魅力です。進行中のプロジェクトの書類をまとめておいたり、共有の資料を一時的に保管したりするのに便利。収納量は限られるため、大量の書類保管には向きません。

デスク周りを快適に!「小物・文具収納」

ペンやクリップ、付箋といった細々とした文房具や小物を整理するための収納です。個人のデスク周りの生産性を大きく左右します。

  • 引き出しユニット(デスクチェスト)
    デスクの下や横に置いて使う、多段の引き出し収納です。文房具の種類ごとに分けて収納したり、細かな私物を整理したりするのに役立ちます。キャスター付きのものなら移動も簡単です。
  • デスクトップ収納
    モニターの上やデスクの隅に置いて、縦の空間を有効活用するタイプの収納です。ペン立てや小物トレイが一体化したものなど、様々な形状があります。デスク上の作業スペースを確保しつつ、よく使うものを手の届く範囲に置けるのがメリットです。

フリーアドレス時代に必須!「個人用収納」

近年増加しているフリーアドレスやABW(Activity Based Working)といった働き方では、個人専用の収納スペースがより重要になります。仕事道具や私物を安全に保管するための家具です。

  • パーソナルロッカー
    従業員一人ひとりに割り当てられる鍵付きのロッカーです。ノートPCや書類、個人のバッグなどを収納します。ダイヤル錠やICカードキーなど、セキュリティレベルの高い鍵の種類も増えています。郵便物を受け取れるメールボックス付きのタイプも人気です。
  • モバイルワゴン(キャディ)
    仕事に必要な道具一式を収納し、オフィス内を移動しながら使えるキャスター付きの収納です。フリーアドレスで働く人にとっての「移動式デスク」のような存在。自席を持たずに様々な場所で仕事をするスタイルを強力にサポートします。

備品や在庫を一括管理!「大型・共用収納」

部署やチーム全体で共有する備品、コピー用紙やトナーなどの消耗品、パンフレットや商品の在庫などをまとめて保管するための大型の収納家具です。

  • スチールラック(物品棚)
    オープンタイプで非常に頑丈な作りの棚です。段ボール箱に入った備品や、重量のある機材などの保管に適しています。棚板の高さを自由に変えられるものが多く、収納するものに合わせて柔軟にレイアウトできるのが特徴です。
  • 壁面収納
    床から天井までの壁一面を収納スペースとして活用するシステム収納です。大容量の収納を確保しつつ、オフィスに統一感とすっきりとした印象を与えます。設計の自由度が高い反面、導入コストは比較的高くなる傾向があります。

特定の用途に応える「特殊な収納」

上記のカテゴリには収まらないものの、特定の目的のためにオフィスで活躍する専門的な収納家具もあります。

  • キーボックス
    オフィスの様々な鍵をまとめて管理するための保管庫です。壁掛けタイプや持ち運びできるタイプがあります。誰がいつ持ち出したかを記録できる管理機能を備えたものもあります。
  • PCカート・タブレット保管庫
    複数のノートパソコンやタブレットをまとめて保管し、同時に充電できる機能を持った保管庫です。教育機関や研修施設、フリーアドレスオフィスでのデバイス管理に重宝します。
  • 耐火金庫
    火災から重要書類やデータを守ることを目的とした金庫です。万が一の事態に備え、契約書や権利書、バックアップメディアなどの保管に使われます。耐火性能や施錠方法によって様々な種類があります。

これを読めば失敗しない!オフィス収納家具の選び方5ステップ

「よし、うちのオフィスにも新しい収納を導入しよう!」と思い立っても、いきなりカタログを見たり、ショールームに行ったりするのは少し待ってください。その前に、しっかりとした準備と計画を立てることが、収納選びで失敗しないための最大の秘訣です。ここでは、誰でも実践できる「選び方の5ステップ」をご紹介します。

ステップ1:現状把握と目的の明確化「何を、どれくらい、誰が?」

最初のステップは、収納家具を探し始める前に、自分たちの現状を正確に把握することです。まずは以下の点を紙に書き出すなどして、具体的に洗い出してみましょう。

  • 何を収納したいのか?
    A4のファイル、文房具、個人の荷物、共有の備品、PCや周辺機器など、収納したいモノの種類を具体的にリストアップします。
  • どれくらいの量があるのか?
    例えば書類なら、「ファイル背幅3cmのものが約100冊分」というように、できるだけ具体的な数量を把握します。現状の量だけでなく、今後1~3年でどれくらい増えそうか、将来的な増減も予測しておくと、より長期的な視点で計画が立てられます。
  • 誰が使うのか?
    特定の部署のメンバーだけが使うのか、それとも全社員がアクセスするのか。使用者によって、求められるセキュリティレベルや設置場所が変わってきます。
  • どんな課題を解決したいのか?
    「書類を探すのに時間がかかる」「デスクの上が散らかって仕事に集中できない」「来客スペースからの見た目が悪い」など、現状の課題を明確にすることで、収納選びの「目的」がはっきりします。

この「現状把握」という地道な作業が、実は最も重要です。ここを曖昧にしたまま進めてしまうと、「買ったはいいけどサイズが合わなかった」「容量が全然足りなかった」といった典型的な失敗につながりやすくなります。

ステップ2:設置場所の確認「測って、描いて、シミュレーション」

次に、収納家具を置きたい場所の環境をチェックします。メジャーを片手に、以下のポイントを確認しましょう。

  • 寸法の計測
    家具を置くスペースの幅・奥行き・高さを正確に測ります。このとき、天井の梁や床の段差、壁のコンセントやスイッチの位置なども忘れずにチェックしてください。
  • 動線の確保
    家具を置いた後の人の動きをシミュレーションします。特に、両開き書庫やラテラルキャビネットの場合は、扉や引き出しを開けた状態でも人がスムーズに通れるかどうか、通路の幅を十分に確保できるかを確認することが大切です。避難経路を塞いでしまうような配置は絶対に避けましょう。
  • 搬入経路の確認
    意外と見落としがちなのが、購入した家具を設置場所まで運び込めるかどうかです。エレベーターのサイズ、廊下の幅、階段の曲がり角など、搬入経路の最も狭い場所を事前に測っておきましょう。完成品で届くのか、現地で組み立てるのかによっても条件は変わります。
  • 床の耐荷重
    大量の書類や重い備品を収納する場合、床がその重さに耐えられるかどうかも考慮に入れる必要があります。特に、古いビルや2階以上のフロアに重量のある書庫を集中して設置する場合は、建物の管理会社や専門家に確認することをおすすめします。

ステップ3:機能性で選ぶ「使いやすさと安全性をチェック」

収納するモノと場所が決まったら、いよいよ家具の具体的な機能に目を向けていきます。デザインや価格だけでなく、日々の業務でストレスなく使えるか、長く安心して使えるか、という視点が重要です。

  • 収納効率
    限られたスペースを最大限に活用できるか。例えば、A4サイズの書類を収納するなら、棚板の高さが無駄なく調整できるか、デッドスペースが生まれにくいか、といった点を確認します。
  • セキュリティ
    何を収納するかに合わせて、適切な鍵の種類を選びます。個人情報や機密文書を保管するなら、ピッキングされにくいディンプルキーや、複数人で管理しやすいダイヤル錠、ICカードで施錠・解錠できるものなど、高度なセキュリティ機能が求められます。
  • 耐震性
    日本でオフィスを構える以上、地震対策は必須です。家具自体の堅牢性に加え、転倒防止のための上下連結・横連結金具や、壁・床に固定する仕組みが用意されているかを確認しましょう。ラッチ(地震の揺れで引き出しが飛び出すのを防ぐ爪)機能が付いているかも重要なチェックポイントです。
  • 拡張性・連結性
    将来的に物が増えたり、オフィスのレイアウトを変更したりする可能性はありますか? 同じシリーズで後から追加購入して連結できるタイプの収納家具なら、将来の変化にも柔軟に対応できます。

ステップ4:素材とデザインで選ぶ「オフィスの雰囲気を決める」

機能性の次は、オフィスの印象を大きく左右する素材とデザインです。毎日目にするものだからこそ、こだわりたいポイントですよね。

素材 特徴
スチール製 耐久性が高く、頑丈で傷がつきにくいのが最大の特徴。マグネットが使えるのも便利です。機能的でクールな印象を与え、多くのオフィスで定番として採用されています。カラーバリエーションも豊富です。
木製 温かみのあるナチュラルな雰囲気を演出できます。役員室や応接室など、落ち着いた空間によく合います。他の木製家具とのコーディネートもしやすいでしょう。スチール製に比べると、傷や水分にはやや弱い傾向があります。
プラスチック製 軽量で安価、そしてカラーが豊富なのが魅力です。小物整理用の小さな引き出しや、簡易的な収納ボックスなどによく使われます。耐久性や高級感の面ではスチールや木製に劣ります。

デザインを選ぶ際は、オフィス全体のコンセプトや他の家具との調和を考えることが大切です。コーポレートカラーを取り入れたり、木目調で統一してリラックスできる空間を目指したりと、収納家具は空間デザインの重要な要素になります。明るい色の家具は空間を広く見せる効果が、暗い色の家具は空間を引き締め、重厚感を出す効果が期待できます。

ステップ5:運用ルールを決める「買って終わりじゃない!」

最後のステップは、家具を購入する「前」に、その収納をどのように使うかのルールを決めておくことです。これができていないと、せっかく立派な収納家具を導入しても、結局すぐに中がぐちゃぐちゃ…なんてことになりかねません。

  • 定位置管理(アドレス管理)
    「どこに何を置くか」という住所を決めます。例えば、「キャビネットの上段はA部、中段はB部」「この引き出しは共有の文房具」といった大まかなゾーニングから、「一番右のファイルボックスは請求書控え」といった詳細なルールまで設定します。
  • ラベリング
    決めた定位置を誰が見てもわかるように、ラベルを貼ることを徹底します。テプラなどのラベルライターを使って、ファイルボックスや引き出しの前面に内容物を明記しましょう。これがあるだけで、探し物の効率は劇的に変わります。
  • 担当者を決める
    共有で使う収納スペースについては、整理整頓の責任者を決めるとルールが形骸化しにくくなります。「月に一度、担当者が中身をチェックして整理する日を設ける」といった具体的なアクションプランまで決められると、さらに良いでしょう。

これらのルール作りを利用者全員で行うことで、当事者意識が生まれ、きれいな状態を維持しようという文化が醸成されやすくなります。

実践!オフィスを劇的に変える収納・整理術

さて、適切な収納家具を選んだら、いよいよ実践編です。ここでは、オフィスをすっきりと機能的に保つための、具体的な収納・整理のテクニックをご紹介します。単にモノをしまうだけでなく、「使いやすく、散らかりにくい仕組み」を作ることがゴールです。

ステップゼロ:整理の基本は「分ける」そして「捨てる」

収納を始める前に、まず取り組むべき最も重要なことがあります。それは「整理」です。整理とは、必要なモノと不要なモノを分けること。そして、不要なモノを捨てることです。どんなに大きな収納家具があっても、不要なモノまで溜め込んでいては、すぐにいっぱいになってしまいます。

  • 判断基準を設ける
    「1年以上使っていない」「誰が何のために持っているかわからない」「データ化されている」といった、捨てるための明確な基準をチームで共有しましょう。迷った時のための「保留ボックス」を作り、期間を区切って(例:3ヶ月後に再度判断)、そこでも使われなかったら処分する、というルールも有効です。
  • 書類の保管期限を知る
    会社の書類には、法律で保管期間が定められているもの(法定保存文書)があります。例えば、経理に関する帳簿や書類は7年間、会社の設立に関する定款などは永久保存、といった具合です。これらのルールを確認し、保管期限を過ぎた書類は定期的に廃棄する仕組みを作りましょう。これが、書類が無限に増え続けるのを防ぐための鍵となります。
  • 「もったいない」の呪縛から逃れる
    「いつか使うかもしれない」という気持ちは、整理の最大の敵です。しかし、その「いつか」は、ほとんどの場合やってきません。思い切って捨てる勇気が、新しい快適な空間を生み出します。まずは自分のデスクの引き出し一つからでも良いので、始めてみましょう。

収納の鉄則!「定位置管理」を徹底する

整理が終わったら、いよいよ「収納」です。収納の目的は、必要なモノを「使いやすい場所」に「分かりやすく」収めること。そのための最強のテクニックが「定位置管理」です。

  • 使用頻度で場所を決める(ゾーニング)
    毎日使う一軍の文房具や書類は、デスクの引き出しの一番上や、手を伸ばせば届く範囲(ゴールデンゾーン)に置きます。週に1回程度使う二軍のものは、少し離れたキャビネットやデスク下のワゴンへ。年に数回しか使わない三軍のものは、倉庫や書庫の奥へ。このように、使う頻度によって収納場所の「一等地」を使い分けるのがコツです。
  • 誰が見てもわかる「ラベリング」
    これは何度でも強調したい、非常に重要なポイントです。ファイル、ファイルボックス、引き出し、棚、ありとあらゆる収納場所に、中身が何であるかを示すラベルを貼りましょう。自分だけがわかる暗号ではなく、部署の誰もが理解できる言葉で、統一されたフォーマットで作成するのが理想です。
  • 関連するものを「グルーピング」
    関連性の高いアイテムは、近くにまとめて収納しましょう。例えば、「プリンターの近くに予備のインクとコピー用紙を置く」「文房具はクリップ類、筆記具類、糊・テープ類のように分類してケースにまとめる」といった具合です。これにより、一連の作業がスムーズに進みます。

個人の城!「デスク周り」の生産性爆上げ整理術

一日の大半を過ごすデスク周りは、個人の生産性に最も直結するエリアです。ここを快適に保つための具体的なアイデアを見ていきましょう。

  • 机の上には「今使うモノ」以外置かない
    理想は、一日の終わりに机の上をリセットし、PC以外何もない状態にすることです(クリアデスク)。これが難しい場合でも、「机の上は作業スペースであり、物置きではない」という意識を持つことが大切です。書類は立てて置けるファイルスタンドを活用し、平置きを避けましょう。
  • 「縦の空間」を有効活用する
    机の上が狭いなら、縦の空間に目を向けましょう。モニタースタンドの下のスペース、モニターの上に設置する小さな棚、デスクサイドに取り付けるフックなど、立体的に収納を考えることで、作業スペースを圧迫することなく収納量を増やせます。
  • ごちゃつく配線をスッキリさせる
    PCやモニター、充電器などのケーブル類が絡まっていると、見た目が悪いだけでなく、ホコリが溜まって火災の原因になることも。ケーブルボックスやスパイラルチューブ、ケーブルクリップなどを活用して、配線を一本にまとめたり、床や壁に這わせたりするだけで、デスク周りの印象は劇的に改善されます。

永遠の課題?「書類整理」のファイリングシステム

オフィス整理のラスボスとも言えるのが書類整理。ここでは、実用的なファイリングの考え方をご紹介します。

  • 「バーチカルファイリング」を取り入れる
    これは、書類を個別フォルダーに挟み、ファイルボックスやキャビネットの引き出しに「立てて」収納する方法です。寝かせて重ねるよりも、目的の書類を上から探せるため、検索性が格段に向上します。
  • 一時的な「未処理ボックス」を作る
    デスクに届いた書類や、これから対応が必要な書類を、とりあえず入れておくための一時保管場所(トレイやボックス)を用意します。これにより、机の上に書類が散乱するのを防ぎます。ただし、このボックスは定期的に空にすることをルール化しないと、新たな魔窟になってしまうので注意が必要です。
  • ペーパーレス化も視野に入れる
    全ての書類を紙で保管する必要はありません。通知状や回覧板など、情報共有が目的のものはデータで回覧する、スキャナーでPDF化してサーバーに保存するなど、ペーパーレス化を推進することも、根本的な書類削減につながります。もちろん、原本の保管が必要な書類とのすみ分けは重要です。

オフィスの未来を描く!レイアウトと収納計画

最後に、より大きな視点、つまりオフィス全体のレイアウトという観点から収納計画を考えてみましょう。収納家具の配置は、ワーカーの動線やコミュニケーション、さらには安全性にも深く関わってきます。

「働き方」に合わせた収納計画を立てる

現代のオフィスの働き方は多様化しています。それぞれのスタイルに合った収納計画が必要です。

  • 固定席オフィスの場合
    個人のデスク周辺に、その人が業務で使う書類や道具を効率的に収納できるスペースを確保することが基本になります。デスク下のワゴンや、背後のキャビネットなど、個人が管理する範囲を明確にしつつ、部署共有の書庫を近くに配置するなど、個人と共有の収納をバランス良くレイアウトします。
  • フリーアドレスオフィスの場合
    フリーアドレスでは、個人の荷物を保管するパーソナルロッカーが計画の核となります。一日の始めにロッカーから仕事道具を取り出し、終わりには全てしまう、という運用が基本です。また、移動しながら使えるモバイルワゴンや、各所に設置された小規模なステーション(文房具などが置かれている場所)が、スムーズな業務遂行を助けます。
  • ハイブリッドワークの場合
    在宅勤務とオフィス出社を組み合わせるハイブリッドワークでは、オフィスにいる人といな​​い人の間の情報格差をなくすことが課題になります。そのため、書類は極力データで共有することを前提とし、オフィスの収納は紙の保管を最小限にする方向で計画します。出社した人がサッと使える共用の備品ステーションや、一時的に使えるロッカーなどが有効です。

家具の配置でコミュニケーションをデザインする

オフィス収納家具は、単にモノをしまうだけでなく、空間を仕切る「間仕切り」としての役割も果たします。

  • 収納家具で「ゾーン」を作る
    背の低いオープンシェルフなどで緩やかに空間を区切ることで、部署ごとのエリアを明確にしつつも、見通しの良い開放的な空間を維持できます。圧迫感のあるパーテーションを置くよりも、心理的な壁を作らずにゾーニングが可能です。
  • 人が集まる「マグネットスペース」を創出する
    コピー機や共有の文房具ステーション、資料閲覧スペースといった、人々が自然と集まる場所を意図的に作ることで、部署を超えた偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなります。こうした場所に、少し雑談ができるような小さなテーブルを置くのも良いアイデアです。

忘れてはならない安全性と防災への配慮

オフィスのレイアウトを考える上で、絶対に無視できないのが安全性と防災の視点です。

  • 避難経路を確保する
    地震や火災などの非常時に、全員がスムーズに避難できる経路を確保することは、法律でも定められた企業の義務です。収納家具を配置する際は、通路の幅を十分に確保し、避難口や消火器、非常ベルの前を絶対に塞がないように、細心の注意を払いましょう。
  • 地震対策を万全にする
    背の高い書庫やロッカーは、地震の際に凶器となり得ます。転倒防止のために壁や床にしっかりと固定する、あるいはキャビネット同士を上下左右で連結するといった対策は必須です。また、ガラス扉の書庫の場合は、万が一の飛散を防ぐために飛散防止フィルムを貼るなどの配慮も重要です。

まとめ

今回は、特定の製品紹介を一切行わず、オフィス収納に関する普遍的な考え方、選び方、そして実践的な整理術に焦点を当てて、詳しく解説してきました。

この記事でお伝えしたかった最も大切なことは、オフィス収納の目的は「家具を買うこと」ではなく、その先にある「快適で生産性の高い職場環境を作り、維持すること」だということです。散らかったオフィスは、探し物で時間を浪費させるだけでなく、従業員のストレスを高め、会社の信頼を損なうことにもつながりかねません。

ご紹介した内容は多岐にわたりましたが、いきなり全てを完璧にやろうとする必要はありません。まずは自分のデスクの引き出しを一つ整理してみる、部署内で不要な書類を捨てる日を設けてみる、といった小さな一歩からで十分です。その小さな改善の積み重ねが、やがてオフィス全体の大きな変化へとつながっていきます。

この記事が、皆さんのオフィスをより良くするための、何かしらのヒントやきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。さあ、今日からあなたのオフィス改革を始めてみませんか?

この記事を書いた人
クッション先輩

きっちり整った部屋も素敵だけど、ちょっと抜けてるくらいが心地よくて、いつの間にか“ゆるインテリア”にハマりました。
このサイトでは、家具やインテリア雑貨を中心に、部屋づくりにまつわる「ちょっといいこと」を発信中。難しい話はなしで、“なんとなく好き”を大事にしたアイテム選びやレイアウトの工夫をゆるっと紹介しています。

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