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ドレープカーテンの教科書!選び方から手入れまで完全解説

お部屋の印象をガラッと変えるインテリアアイテム、それがドレープカーテンです。窓という大きな面積を占めるからこそ、どんなカーテンを選ぶかでお部屋の雰囲気、快適さ、そして使い勝手まで大きく変わってきます。「なんだか部屋がしっくりこない」「もっと快適な空間にしたい」そう感じているなら、ドレープカーテンを見直してみるのがおすすめです。

でも、いざカーテンを選ぼうとすると、「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」「機能って本当に必要なの?」「サイズはどうやって測るの?」など、次から次へと疑問が湧いてきませんか?お店やネットショップには素敵なカーテンがたくさん並んでいますが、情報が多すぎて逆に迷ってしまうことも少なくありません。

この記事は、そんなドレープカーテン選びの「わからない」を解消するためのお役立ち情報だけを、ぎゅっと詰め込んだドレープカーテンの完全ガイドです。この記事の大きな特徴は、特定の商品を一切紹介しないこと。ランキングやおすすめ商品一覧は載っていません。その代わり、この記事を最後まで読めば、あなた自身が「自分の部屋に本当に必要なカーテンは何か」を判断できるようになる知識が身につきます。カーテン選びで失敗したくない、後悔したくない、というあなたのための、純粋な「お役立ちコンテンツ」です。

さあ、一緒にドレープカーテンの奥深い世界を探検して、あなたの暮らしをもっと豊かにする一枚を見つけるための準備を始めましょう!

そもそもドレープカーテンって何?レースカーテンとの違い

インテリアショップなどで当たり前のように使われる「ドレープカーテン」という言葉。まずは、その基本的な意味からおさらいしておきましょう。これを理解するだけで、カーテン選びの第一歩がぐっと確かなものになりますよ。

ドレープカーテンとは、一言でいうと「厚手の生地で作られた、ヒダのあるカーテン」のことです。「ドレープ(drape)」という言葉が「(布などを)優美に垂らす、ひだを寄せる」という意味を持つことからも、その特徴がわかりますね。豊かで美しいヒダ(プリーツ)が、窓辺に高級感や重厚感を演出してくれます。

一般的に、私たちが「カーテン」と聞いて思い浮かべるのは、このドレープカーテンではないでしょうか。日中の光を遮ったり、夜に外から部屋の中が見えないようにしたり、プライバシーを守るという重要な役割を担っています。

一方、レースカーテンは、ドレープカーテンの内側(部屋側から見て奥、窓側)に吊るされる、薄手で透け感のあるカーテンです。主な役割は、日中の屋外からの視線を遮りつつ、室内に柔らかな光を取り込むこと。最近では、UVカットや遮熱、ミラー効果(日中、外から室内が見えにくくなる効果)など、様々な機能を持つレースカーテンも増えています。

このドレープカーテンとレースカーテンを組み合わせて使うスタイルを「二重吊り(にじゅうつり)」と呼び、日本の多くの家庭で採用されている最もスタンダードなスタイルです。昼間はドレープカーテンを開けてレースカーテンだけで過ごし、夜になったらドレープカーテンを閉めてプライバシーを確保する、というように時間帯や用途に応じて使い分けることで、一年中快適な窓辺環境を作ることができます。

種類 主な役割 生地の特徴 使う時間帯
ドレープカーテン 遮光、遮熱、保温、防音、プライバシー保護(夜間) 厚手でしっかりしている 主に夜間。日中の遮光や映画鑑賞時などにも使用。
レースカーテン 採光、視線カット(昼間)、UVカット 薄手で透け感がある 主に昼間。一日中閉めていることが多い。

このように、ドレープカーテンとレースカーテンは、それぞれ異なる役割を持つパートナーのような関係です。どちらか一方だけでなく、両方の特徴を理解し、上手に組み合わせることで、窓辺の機能性とデザイン性を最大限に高めることができるのです。

失敗しないドレープカーテンの選び方【基本編】

ドレープカーテン選びの旅へようこそ!ここでは、購入してから「しまった!」と後悔しないための、最も基本的で重要なポイントを一つずつ丁寧に解説していきます。どんなに素敵なデザインのカーテンでも、サイズが合っていなければ台無しです。まずは、基本の「き」である採寸からマスターしましょう。

まずは窓のサイズを正確に測ろう!採寸の基本

「だいたいこのくらいかな?」という目分量での採寸は、失敗の元凶です。カーテンが短すぎて窓の下から光が漏れたり、長すぎて床を引きずってしまったり…。そんな悲しい事態を避けるために、まずはメジャーを手に取って、正確に窓のサイズを測ることから始めましょう。難しく考える必要はありません。ポイントさえ押さえれば、誰でも簡単にできますよ。

採寸に必要な道具は、主に金属製のメジャーです。手芸用の柔らかいメジャーだと、たるんでしまって正確な長さが測りにくいことがあるので、ピンと張れる金属製のものがおすすめです。5m以上の長さがあると、大きな窓でも一回で測れて便利です。

幅の測り方

カーテンの幅は、カーテンレールを基準に測ります。窓枠の幅ではないので注意してくださいね。カーテンレールには、カーテンを引っ掛けるための「ランナー」という小さな輪っかが付いています。このランナーが、採寸の重要な目印になります。

  • ステップ1:レールの端から端までを測る
    まず、カーテンレールの両端にある、動かない固定ランナー(キャップストップ)の穴から穴までの長さを測ります。これが基本の幅になります。
  • ステップ2:ゆとり分をプラスする
    測ったレールの幅そのままのサイズでカーテンを作ると、閉じたときに生地がピンと張りすぎてしまい、隙間ができてしまうことがあります。美しいヒダを出し、きちんと閉まるようにするためには、少し「ゆとり」を持たせる必要があります。一般的に、測った幅の1.05倍(5%増し)から1.1倍(10%増し)が適したサイズとされています。例えば、レールの幅が200cmだった場合、200cm × 1.05 = 210cm が注文するカーテンの総幅の目安となります。

もし両開き(中央から2枚に分かれるタイプ)にしたい場合は、この計算で出た総幅を2で割ったサイズのカーテンを2枚注文することになります。上記の例だと、幅105cmのカーテンが2枚必要、ということですね。

丈の測り方

カーテンの丈(高さ)も、カーテンレールのランナーが基準です。ランナーの下側の穴から、測りたい場所までの垂直な長さを測ります。この「測りたい場所」が、窓の種類によって変わってくるのがポイントです。

  • 掃き出し窓の場合
    ベランダや庭に出入りするような、床まである大きな窓を「掃き出し窓」と呼びます。このタイプの窓の場合、カーテンが床についてしまうと、引きずって汚れたり傷んだりする原因になります。そのため、ランナーの穴から床までの長さマイナス1cmから2cmが適切な丈の長さになります。ホコリが舞うのを防ぎたい、より光漏れを防ぎたいという場合は短めの1cm、床すれすれのスタイリッシュな見た目にしたい場合は長めの2cm、といった具合に調整します。
  • 腰高窓の場合
    壁の途中までしかない、腰くらいの高さにある窓を「腰高窓」と呼びます。この場合、カーテンの丈は窓枠よりも長くするのが一般的です。窓から入ってくる光漏れや冷気を防ぐ効果が高まるからです。目安としては、ランナーの穴から窓枠の下端までの長さに、プラス15cmから20cmを加えた長さがおすすめです。こうすることで、窓全体をしっかりと覆うことができ、見た目のバランスも良くなります。窓の下に家具を置く場合は、カーテンが家具に当たらないように丈を調整してくださいね。
  • 出窓の場合
    出窓の場合は、カーテンを窓枠の内側に取り付けるか、外側(壁側)に取り付けるかで測り方が変わります。一般的には、出窓のカウンターに物が置けるように、窓枠の内側にレースカーテンを、室内側にドレープカーテンを取り付けることが多いです。ドレープカーテンの丈は、出窓のカウンターや床に付かないように、少し短めに調整するのが基本です。

採寸は、焦らず、正確に行うことが何よりも大切です。一度測った後も、念のためもう一度測り直す「ダブルチェック」をすると、間違いがぐっと減りますよ。

カーテンの開き方を選ぶ(片開き・両開き)

採寸が終わったら、次にカーテンの「開き方」を決めましょう。開き方には大きく分けて「両開き」「片開き」の2種類があります。これも窓の大きさや使い方によって最適なものが変わってきます。

  • 両開き
    中央から左右に2枚のカーテンを開け閉めする、最もポピュラーなスタイルです。日本の多くの窓で採用されています。カーテンをまとめたとき(タッセルで束ねたとき)に左右対称になるため、見た目のバランスが非常に美しいのが特徴です。また、大きな窓でも1枚あたりのカーテンの重量が軽くなるため、開け閉めの操作がしやすいというメリットもあります。掃き出し窓や幅の広い腰高窓には、基本的にこの両開きがおすすめです。
  • 片開き
    1枚の大きなカーテンを、左右どちらか一方に開け閉めするスタイルです。縦長の小窓や、壁際に窓があって片側にしかカーテンを寄せられない場合、あるいは出入りが頻繁な勝手口のドアなどによく使われます。カーテンを開けたときに、布が片側にすっきりとまとまるので、窓からの眺めを遮らないという利点があります。ただし、幅が広い窓を片開きにすると、カーテンを束ねたときの布のたまりが大きくなったり、開け閉めが少し重く感じられたりすることもあります。

どちらが良いか迷ったときは、窓の正面に立って、普段どのように窓を開け閉めしているか、どちら側にカーテンをまとめるのが便利かをシミュレーションしてみると良いでしょう。デザイン性だけでなく、日々の使い勝手を想像することが、ベストな選択につながります。

フックの種類と選び方(Aフック・Bフック)

カーテンをレールに吊るすための小さな部品、「フック」。実はこのフックにも種類があり、どちらを選ぶかでカーテンの見え方が変わってくる、意外と重要なパーツなんです。主流なのは「Aフック」「Bフック」の2種類です。

最近のカーテンフックは、数センチ単位で高さを調整できる「アジャスターフック」が一般的です。これにより、購入後に「あとほんの少しだけ丈を短くしたい…」といった微調整が可能になり、とても便利になりました。

  • Aフック(天井付け仕様)
    Aフックは、カーテンを取り付けたときにカーテンレールが見えるようになる仕様です。カーテン生地の上端からフックの引っ掛ける部分が出ているのが特徴です。カーテンボックスがある窓や、レールがおしゃれなデザインの装飾レールで、あえてレールを見せたい場合に使われます。レースカーテンは基本的にこのAフックを使います。ドレープカーテンとレースカーテンを二重吊りする場合、ドレープがBフックでもレースはAフックにしないと、カーテン同士が干渉してしまうためです。
  • Bフック(正面付け仕様)
    Bフックは、カーテンを取り付けたときにカーテンレールを隠すように設置できる仕様です。カーテン生地がレールを覆いかぶさるような形になるため、レールが見えなくなり、窓周りがすっきりとした印象になります。また、カーテン上部からの光漏れを効果的に防ぐことができるため、遮光性を高めたい寝室などにおすすめです。ただし、カーテンボックスがある場合や、レールの可動域が狭い一部の装飾レールでは、カーテンの上端が干渉して開閉できなくなることがあるので注意が必要です。

どちらのフックを選べば良いかは、お使いのカーテンレールの種類によって決まります。レールが天井に直接ついている「天井付け」の場合はAフック、壁についている「正面付け」の場合はAフック・Bフックのどちらも選べますが、光漏れ防止や見た目の好みでBフックが選ばれることが多いです。注文時にどちらのフックにするか選ぶのが一般的ですが、迷ったらカーテンを購入するお店に相談してみるのが確実です。

ヒダの種類で印象が変わる(1.5倍ヒダ・2倍ヒダ・フラット)

ドレープカーテンの「ドレープ」、つまり「ヒダ」のボリュームによっても、カーテンの表情は大きく変わります。ヒダの取り方には主に3つのスタイルがあり、それぞれに特徴と魅力があります。予算や目指すお部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

ヒダの種類 特徴 メリット デメリット 向いているスタイル
1.5倍ヒダ 仕上がり幅の1.5倍の生地を使用。2つの山があるヒダが一般的。 価格が手頃。既製カーテンの多くがこの仕様。自然ですっきりしたウェーブ。 2倍ヒダに比べると、ややあっさりした印象になることも。 ナチュラル、カジュアル、シンプル
2倍ヒダ 仕上がり幅の2倍の生地を使用。3つの山があるヒダが一般的。 豊かで重厚感のある、美しいウェーブが作れる。高級感がある。 使用する生地量が多いため、価格が高くなる傾向がある。 エレガント、クラシック、ラグジュアリー
フラット(ヒダなし) ヒダを取らず、生地をそのまま吊るすスタイル。 生地そのもののデザインや質感を存分に楽しめる。モダンですっきりした印象。 ウェーブがないため、開けた時に少しもたつくことがある。遮光性などはヒダありに劣る場合も。 モダン、スカンジナビア、インダストリアル

1.5倍ヒダは、最もスタンダードで、多くの既製カーテンで採用されているスタイルです。適度なウェーブ感がありながら、見た目はすっきり。どんなお部屋にも合わせやすく、価格も比較的リーズナブルなのが嬉しいポイントです。

2倍ヒダは、生地をたっぷりと使って作るため、非常に豊かでゴージャスなドレープが生まれます。ホテルの客室のような、格調高く落ち着いた雰囲気を演出したい場合に最適です。オーダーカーテンで選ばれることが多く、その分価格は上がりますが、満足度の高いスタイルと言えるでしょう。

フラット(ヒダなし)は、あえてヒダを取らず、生地の風合いや柄をそのまま楽しむためのスタイルです。大きな柄のカーテンや、天然素材の質感を生かしたい場合にぴったり。シンプルでモダンなインテリアによく合います。上部をハトメで通すスタイルや、タブで吊るすスタイルなどもフラットの一種です。

どのスタイルを選ぶかによって、同じ生地でも全く違う表情を見せてくれるのがカーテンの面白いところ。理想のお部屋のイメージを膨らませながら、ぴったりのヒダを選んでみてください。

暮らしを豊かにする機能性で選ぶ【応用編】

ドレープカーテンは、お部屋を美しく飾るだけのアイテムではありません。現代のカーテンには、私たちの暮らしをより快適で豊かにするための、さまざまな「機能」が備わっています。ここでは、代表的な機能をご紹介します。あなたのライフスタイルやお部屋の悩みに合わせて、必要な機能を選んでいきましょう。

遮光性で快適な眠りを(遮光等級の話)

「寝室のカーテンは絶対に遮光!」という方も多いのではないでしょうか。遮光カーテンは、室外の光を遮り、室内を暗く保つための機能を持つカーテンです。特に、ぐっすり眠りたい寝室や、ホームシアターで映画に集中したいリビングなどでその真価を発揮します。

遮光カーテンには、その性能を示す「遮光等級」という基準があるのをご存知でしたか?日本インテリアファブリックス協会(NIF)によって定められており、遮光率(光を遮る割合)によって1級から3級までに分けられています。

遮光等級 遮光率 状態の目安 おすすめの部屋
遮光1級 99.99%以上 人の顔の表情が識別できないレベル。 寝室、ホームシアター、夜勤などで昼間に眠る方のお部屋
遮光2級 99.80%以上 99.99%未満 人の顔や表情がわかるが、作業には暗いレベル。 リビング、朝日を少し感じたい寝室
遮光3級 99.40%以上 99.80%未満 人の表情はわかるが、事務作業には暗いレベル。薄い暗がり。 書斎、子供部屋など(真っ暗にしたくない部屋)

遮光1級は、最も遮光性が高く、室内をほぼ真っ暗にすることができます。朝日が眩しくて起きてしまう方や、夜勤などでお昼に睡眠をとる必要がある方には、この等級が心強い味方になります。さらに、1級の中でも遮光率100%のものは「完全遮光」と呼ばれ、生地の裏に特殊なコーティングを施すことで、本当にごくわずかな光も通しません。

遮光2級遮光3級は、適度に光を遮りつつも、真っ暗にはならないのが特徴です。「朝、太陽の光で自然に目覚めたいけれど、眩しすぎるのはちょっと…」という方にちょうど良い明るさです。リビングなど、日中も暗くなりすぎたくないお部屋にも向いています。

注意点として、どんなに遮光性の高いカーテンを選んでも、カーテンの上下や両脇から光が漏れる「光漏れ」は発生します。これを軽減するためには、先ほどご紹介したBフックを選んだり、カーテンを窓枠よりも大きめのサイズで作ったり、カーテンボックスを設置したりといった工夫が有効です。

断熱・遮熱性で省エネ対策

窓は、家の中で最も熱の出入りが激しい場所。夏は外の暑い空気が窓から入り込み、冬は室内の暖かい空気が窓から逃げていきます。この熱の移動をカーテンでコントロールするのが「断熱・遮熱」機能です。

遮熱機能は、主に夏に効果を発揮します。太陽の光(日射熱)を反射することで、室内の温度上昇を抑える働きがあります。これにより、冷房の効きが良くなり、設定温度を少し上げても快適に過ごせるため、省エネにつながります。

一方、断熱(保温)機能は、主に冬に活躍します。生地の組織を工夫することで空気の層を作り、室内の暖かい空気が窓から逃げるのを防ぎ、外からの冷たい空気が室内に入ってくるのをブロックします。これにより、暖房効率がアップし、足元のひんやり感を和らげる効果も期待できます。

これらの機能を持つカーテンは、特殊な繊維を高密度に織り込んだり、生地の裏側にアクリル樹脂などをコーティングしたりすることで、その性能を発揮します。一年を通して冷暖房の効率をサポートしてくれるので、電気代が気になる方や、環境に配慮した暮らしをしたい方には、ぜひ注目してほしい機能です。

防音・遮音性で静かな暮らしを

「外の車の音が気になる」「室内の生活音が外に漏れていないか心配」そんな音に関するお悩みにも、ドレープカーテンが役立つ場合があります。

防音・遮音カーテンは、音を軽減する効果を持つカーテンです。完全に音をなくす「防音室」のような効果は得られませんが、気になる音を和らげる手助けをしてくれます。その仕組みは主に2つあります。

  • 吸音:生地の表面で音を吸収し、室内での音の反響(エコー)を抑えます。ピアノの音やオーディオの音が響きすぎる、といった場合に有効です。
  • 遮音:生地の裏に特殊なコーティングを施すことで、音波を跳ね返し、外の音が中へ、中の音が外へ通り抜けるのを軽減します。

特に、交通量の多い道路に面した窓や、線路の近くのお部屋、また室内で楽器の練習をしたり、ペットを飼っていたりする場合など、音の問題が気になる環境で効果を実感しやすいでしょう。生地が厚く、重いものほど、またヒダを多く取るほど、空気の層ができて防音効果は高まる傾向にあります。

防炎機能で万が一に備える

防炎機能とは、文字通り「燃えにくい」性質を持つカーテンのことです。消防法により、高さ31mを超える高層マンションや、不特定多数の人が利用する公共施設、店舗、オフィスなどでは、防炎性能を持つカーテンやじゅうたんなどを使用することが義務付けられています。

ここで大切なのは、「防炎」は「不燃(燃えない)」ではないということです。防炎カーテンも、マッチやライターのような小さな火源に接すると、焦げることはあります。しかし、燃えやすい繊維のように一気に燃え上がることなく、自己消火性(火元が離れると自然に消えようとする性質)によって、燃え広がるのを遅らせてくれるのです。この「時間差」が、初期消火や避難の時間を確保する上で非常に重要になります。

ご自宅が該当しない場合でも、キッチン周りのカーテンや、万が一の備えとして、この防炎機能を選ぶことは、家族の安全を守るための賢い選択と言えます。防炎性能が認められた製品には、必ず「防炎ラベル」が縫い付けられていますので、確認の際の目印にしてください。

その他にもある便利な機能

上記以外にも、ドレープカーテンには暮らしを快適にするさまざまな機能があります。いくつか代表的なものをご紹介します。

ウォッシャブル機能

カーテンは、知らず知らずのうちにホコリや花粉、生活臭などを吸い込んでいます。ウォッシャブル機能付きのカーテンは、家庭の洗濯機で丸洗いできるのが最大の魅力。クリーニングに出す手間やコストを省き、いつでも清潔な状態を保つことができます。洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認し、フックを外して洗濯ネットに入れるのを忘れずに行いましょう。

形状記憶・形態安定加工

新品の時の美しいヒダを、洗濯しても長くキープしたい。そんな願いを叶えるのが、形状記憶加工形態安定加工です。どちらもカーテンのウェーブを美しく保つための加工ですが、少し違いがあります。

  • 形状記憶加工:製品が仕上がってから、真空釜などを使って熱と蒸気でウェーブの形を記憶させる、より強力な加工です。半永久的に美しいドレープが持続すると言われ、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが特徴です。
  • 形態安定加工:生地の段階で熱を加えてウェーブを整える、比較的簡易な加工です。形状記憶加工ほどの持続性はありませんが、何もしないよりは格段にドレープが美しく保たれ、お手入れが楽になります。

特に、開け閉めの多いリビングのカーテンや、すっきりとした見た目を維持したい方におすすめの加工です。

部屋の印象を決める!色・柄の選び方

機能性もさることながら、ドレープカーテン選びの醍醐味は、やはり色や柄を選ぶ時間ではないでしょうか。お部屋の大部分を占めるカーテンの色柄は、空間の雰囲気を決定づける主役級の存在。ここでは、インテリアコーディネートの観点から、失敗しない色・柄選びのコツをご紹介します。

色の選び方の基本

膨大な色の選択肢の中から、自分のお部屋に合う色を見つけるのはなかなか大変な作業です。そんな時は、いくつかの基本的な考え方に沿って絞り込んでいくと、スムーズに選ぶことができます。

まず、お部屋のカラーコーディネートは、大きく3つの要素で構成されていると考えると分かりやすいです。それは、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」です。

  • ベースカラー(基調色):壁、天井、床など、お部屋の最も広い面積を占める色のこと。全体の約70%を占めます。
  • アソートカラー(配合色):カーテン、ソファ、ラグ、建具など、お部屋の主役となる家具やインテリアの色のこと。全体の約25%を占めます。
  • アクセントカラー(強調色):クッション、小物、アートなど、空間にメリハリをつけるための差し色のこと。全体の約5%を占めます。

ドレープカーテンは、この中の「アソートカラー」に分類されます。そのため、カーテンの色を選ぶ際は、まずお部屋のベースカラーである壁や床の色との相性を考えるのが王道です。壁の色に近い色(ベージュ、アイボリー、ライトグレーなど)を選べば、空間が広く、すっきりと見えます。床や建具、ソファなどの色とトーンを合わせると、お部屋全体に統一感が生まれて、まとまりのある落ち着いた空間になります。

逆に、カーテンを「アクセントカラー」として捉え、あえて壁や家具とは対照的な、彩度の高い色を選ぶのも素敵なテクニックです。例えば、白を基調としたシンプルな部屋に、鮮やかなブルーやイエローのカーテンを吊るせば、一気に空間が引き締まり、エネルギッシュでおしゃれな印象になります。

また、色が持つ心理的な効果を考慮に入れるのもおすすめです。

  • 暖色系(赤、オレンジ、黄色など):暖かく、明るく、食欲を増進させる効果があると言われます。リビングやダイニングに向いています。
  • 寒色系(青、ネイビー、緑など):心を落ち着かせ、集中力を高める効果があるとされます。寝室や書斎にぴったりです。
  • 中間色(ベージュ、アイボリー、グレーなど):どんな色とも合わせやすく、リラックスできる穏やかな空間を作ります。どんな部屋にもマッチする万能カラーです。

最後に、色を選ぶ際の注意点です。お店で見る小さな生地サンプルと、実際に窓に吊るした時の大きな面積で見るのとでは、色の印象が大きく変わることがあります。これを「面積効果」と呼び、一般的に明るい色はより明るく、暗い色はより暗く、鮮やかな色はより鮮やかに感じられます。もし可能であれば、大きめのサンプルを借りて、実際にお部屋の窓辺にあてて、自然光と照明の下の両方で色味を確認することをおすすめします。

柄の選び方のポイント

柄物のカーテンは、お部屋に個性と華やかさをプラスしてくれます。無地もシンプルで素敵ですが、柄を上手に取り入れることで、インテリアの楽しみがぐっと広がりますよ。

  • 無地:最もシンプルで、どんなインテリアにも合わせやすいのが無地のカーテンです。失敗が少なく、家具や小物を引き立ててくれます。織り方や素材感(リネン調、サテン調など)にこだわると、無地でも表情豊かな窓辺を演出できます。
  • ストライプ(縞模様):縦のストライプは、天井を高く見せる効果があり、お部屋に開放感を与えます。横のストライプ(ボーダー)は、空間に広がりをもたらし、お部屋を広く見せる効果が期待できます。シャープでモダンな印象になります。
  • チェック:カジュアルで親しみやすい雰囲気を作りたいときにぴったりです。色の組み合わせや格子の大きさによって、カントリー調からトラッドスタイルまで、さまざまな表情を見せてくれます。子供部屋にも人気です。
  • 花柄・植物柄(ボタニカル):エレガントで優しい雰囲気を演出する定番の柄です。小花柄なら可憐でフェミニンな印象に、大きなボタニカル柄ならリゾートのようなリラックス感や、大胆でアーティスティックな印象になります。
  • 幾何学模様:円や三角、四角などを組み合わせたモダンな柄です。北欧スタイルやミッドセンチュリースタイルのインテリアと相性抜群。お部屋をスタイリッシュで洗練された雰囲気にしてくれます。

柄を選ぶ際も、色の面積効果と同じように、柄の大きさでお部屋の印象が変わることに注意しましょう。大きな柄は大胆でインパクトがありますが、お部屋に圧迫感を与えてしまうことも。逆に小さな柄は、上品で取り入れやすいですが、遠目には無地のように見えてしまうこともあります。お部屋の広さや、目指すテイストとのバランスを考えて選ぶことが大切です。柄物カーテンに挑戦したいけれど勇気が出ないという方は、クッションや小物など、小さな面積でまず試してみるのも良い方法です。

部屋別のおすすめカラー・テイスト

お部屋の用途によって、ふさわしいカーテンのテイストは変わってきます。ここでは、お部屋別に一般的なおすすめの考え方をご紹介します。

  • リビング:家族みんなが集まり、お客様をもてなすこともあるリビングは、明るく居心地の良い空間にしたいもの。壁や床の色と馴染むベージュやアイボリー、グレーなどのアースカラーは、リラックス効果が高く、どんな家具とも合わせやすいのでおすすめです。また、イエローやグリーンなどのビタミンカラーを取り入れると、明るく楽しい雰囲気を演出できます。
  • 寝室:一日の疲れを癒し、心身を休めるための寝室には、落ち着きのある色が最適です。心を鎮める効果のあるネイビーやブラウン、チャコールグレーなどのダークカラーは、遮光性も高まる傾向にあり、安眠環境づくりに役立ちます。また、リラックス効果のあるブルーやグリーン系も人気です。派手な色や柄は避け、穏やかな気持ちになれる色を選びましょう。
  • 子供部屋:子供部屋は、子供の感性を育む大切な空間です。明るいパステルカラーや、動物や乗り物など、子供が好きなモチーフの柄を取り入れると、楽しく夢のあるお部屋になります。ただし、子供の好みは成長とともに変化するもの。キャラクターものなどは、すぐに飽きてしまう可能性も考慮に入れましょう。洗濯の頻度も高くなることが予想されるので、ウォッシャブル機能は必須と言えるかもしれません。

ドレープカーテンを長持ちさせるお手入れ方法

お気に入りのドレープカーテン、せっかくならできるだけ長く、きれいな状態で使いたいですよね。カーテンは意外と汚れやすいもの。定期的にお手入れをすることで、見た目の美しさを保つだけでなく、カーテンの寿命を延ばすことにもつながります。ここでは、普段のお手入れから本格的な洗濯方法まで、詳しく解説します。

普段のお手入れ

毎日のお掃除のついでに、ほんの少しカーテンにも気を配ってあげるだけで、汚れの蓄積を大きく防ぐことができます。

  • ホコリを払う:カーテンの表面には、室内のホコリや外から入ってきたチリなどが付着しています。これを放置すると、湿気と結びついて黒ずみの原因になることも。普段は、カーテンを開け閉めする際に軽く手で払ったり、きれいなハタキや洋服ブラシなどで、上から下へ優しくホコリを落としてあげましょう。
  • 掃除機で吸う:月に1回程度、掃除機のブラシノズルを使って、表面のホコリを吸い取るのも効果的です。生地を傷めないように、吸引力は「弱」に設定し、優しくなでるようにかけてください。特に、ヒダの谷間や裾の部分はホコリがたまりやすいので、念入りに行いましょう。
  • 換気をする:窓を開けてお部屋の空気を入れ替えることは、カーテンにとっても重要です。湿気がこもるのを防ぎ、カビの発生を抑制します。特に冬場は結露が発生しやすいので、こまめな換気を心がけましょう。

正しい洗濯の方法

ウォッシャブル機能のあるカーテンは、年に1〜2回程度、お家で洗濯するのがおすすめです。湿気の多い梅雨時期の後や、空気が乾燥してホコリが舞いやすい冬の前などが良いタイミングです。洗濯する前には、必ずいくつかのステップを踏んで準備をしましょう。

  1. 洗濯表示を必ず確認する
    何よりもまず、カーテンについている洗濯表示タグを確認してください。「洗濯機洗い可」のマークがあるか、「手洗い」のマークか、あるいは「水洗い不可」のマークか。使用できる洗剤の種類(中性洗剤など)や、液温の上限なども書かれています。この指示に必ず従ってください。
  2. カーテンフックをすべて外す
    フックを付けたまま洗濯すると、洗濯中にフックが外れてカーテン生地を引っ掻いたり、破いてしまったりする原因になります。また、洗濯槽を傷つける恐れもあります。面倒でも、必ずすべてのフックを取り外してください。
  3. 大きなゴミやホコリを払う
    洗濯機に入れる前に、屋外でカーテンを軽くはたき、表面についている大きなホコリなどを落としておきましょう。こうすることで、洗濯の効果がアップします。
  4. 屏風(びょうぶ)だたみにしてネットに入れる
    カーテンをきれいに洗い上げるための最大のコツが、この「たたみ方」です。ヒダの山と谷に沿ってジグザグにたたむ「屏風だたみ」にすると、汚れが落ちやすく、シワにもなりにくいです。たたんだカーテンは、大きめの洗濯ネットに必ず入れましょう。ネットに入れることで、生地の傷みや絡まりを防ぎます。
  5. 弱水流コースで洗う
    洗濯機の設定は、「手洗いコース」や「ドライコース」「おしゃれ着洗いコース」など、最も水流の弱いコースを選びます。洗剤は、おしゃれ着洗い用の中性洗剤がおすすめです。漂白剤や柔軟剤の使用は、生地を傷めたり、機能を損なったりする可能性があるので、洗濯表示に指示がない限りは避けた方が無難です。
  6. 脱水はごく短時間で
    長時間の脱水は、頑固なシワの原因になります。脱水時間は30秒〜1分程度の、ごく短い時間に設定しましょう。少し水が滴るくらいでOKです。

干し方のコツ

洗い終わったカーテンは、すぐに干すのがシワを防ぐポイントです。そして、最もきれいに、そして楽に乾かす方法は、「元のカーテンレールに吊るして干す」ことです。

洗濯が終わったカーテンに、外しておいたフックを再び取り付けます。そして、そのままいつものカーテンレールに吊るしてしまいましょう。カーテン自体の重みで、濡れた生地が自然と伸び、シワがきれいになります。まさに一石二鳥ですね。

その際、床に水がポタポタと落ちることがあるので、窓の下にタオルや新聞紙、ビニールシートなどを敷いておくと安心です。窓を開けて風通しを良くすれば、乾燥時間も短縮できます。乾燥機の使用は、生地が縮んだり、風合いが変わってしまったりする原因になるので、基本的には避けるようにしましょう。

カビ対策と発生してしまった時の対処法

冬場の結露は、カーテンにとって大敵です。窓ガラスについた結露をカーテンが吸い込んでしまい、湿った状態が続くと、黒いポツポツとしたカビが発生してしまうことがあります。

カビを防ぐ一番の対策は、結露をこまめに拭き取ることと、定期的な換気です。結露対策グッズなどを活用するのも良いでしょう。

もし、カビが発生してしまったらどうすれば良いでしょうか。ごく初期の小さなカビであれば、家庭で対処できる場合もあります。まず、カビの部分を乾いた布やブラシで優しく払い落とします。その後、消毒用エタノールを布に含ませて、ポンポンと軽く叩くように拭き取ります。色落ちの心配がない白いカーテンなどであれば、酸素系漂白剤を薄めた液で拭き取る方法もあります。ただし、これらの方法は色落ちや生地を傷めるリスクも伴うため、必ず目立たない場所で試してから、自己責任で行ってください。

カビが広範囲に広がってしまったり、自分での対処が難しかったりする場合は、無理をせずに専門のクリーニング店に相談することをおすすめします。

よくある質問 Q&A

ここでは、ドレープカーテンを選ぶ際や、使っているうちに多くの人が抱く疑問について、Q&A形式でお答えしていきます。あなたの「これってどうなの?」を解消するヒントがきっと見つかるはずです。

オーダーカーテンと既製カーテン、どっちがいい?

カーテン選びで多くの人が最初に直面するのが、「オーダー」にするか「既製」にするか、という選択肢です。それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが良いかは、あなたの価値観や窓の状況によって異なります。

項目 オーダーカーテン 既製カーテン
サイズ 1cm単位で指定可能。どんな窓にもぴったり合わせられる。 サイズが決まっている。窓に合わない場合は妥協が必要。
デザイン 生地、ヒダの仕様、フックの種類など、選択肢が非常に豊富。 デザインや色の選択肢が限られていることが多い。
品質 高品質な生地が多く、縫製も丁寧な傾向がある。 価格相応の品質。縫製がシンプルなものが多い。
価格 比較的高価。 手頃な価格帯のものが多い。
納期 注文から受け取りまで1〜2週間程度かかるのが一般的。 購入したその日に持ち帰れる。

オーダーカーテンの最大の魅力は、ジャストサイズで作れることです。窓のサイズが特殊で既製品が合わない場合はもちろん、「床すれすれの絶妙な丈にしたい」「この装飾レールに合うように作りたい」といった、こだわりのスタイルを実現できます。また、選べる生地のデザインや素材が圧倒的に多いため、インテリアに徹底的にこだわりたい方にはオーダーがおすすめです。

一方、既製カーテンの魅力は、何といってもその手軽さと価格です。一般的なサイズの窓であれば、購入してすぐに取り付けが可能です。「とりあえずカーテンが必要」「頻繁に模様替えを楽しみたい」「コストを抑えたい」という場合には、既製カーテンが非常に便利です。最近では、既製カーテンでもデザイン性の高いものや、機能性に優れたものが増えてきています。

どちらを選ぶか迷ったら、まずはご自宅の窓のサイズを測ってみることから始めましょう。既製サイズで問題ないか、それともオーダーでないと合わないのかが、判断の第一歩になります。

カーテンの寿命はどのくらい?

ドレープカーテンの寿命は、一概に「何年」と断言することは難しいですが、一般的には5年から10年程度がひとつの目安とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、カーテンの寿命は素材、使用環境、お手入れの頻度など、さまざまな要因によって大きく左右されます。

  • 日当たりの強さ:西日が強く当たる窓など、紫外線を浴び続ける環境では、生地の色褪せや劣化が早く進みます。
  • 素材:天然素材(綿、麻など)は、化学繊維(ポリエステルなど)に比べて、一般的に紫外線による劣化が進みやすい傾向があります。
  • お手入れ:定期的にお手入れされているカーテンは、汚れによる生地の傷みが少ないため、長持ちします。

では、どのような状態になったら「買い替え時」なのでしょうか?以下のようなサインが見られたら、新しいカーテンを検討するタイミングかもしれません。

  • 生地の色褪せや変色:特に、カーテンを束ねた時に内側と外側で色が明らかに違う場合。
  • 生地の劣化:触った時にゴワゴワしたり、生地が薄くなって破れやすくなったりしている。
  • 汚れやシミが落ちない:洗濯やクリーニングをしても、カビや汚れが取れない。
  • お部屋の雰囲気と合わなくなった:インテリアのテイストを変えた、気分転換したい、など。

カーテンは消耗品ですが、大切に使えば長く愛用できるアイテムです。定期的に状態をチェックしてあげましょう。

夏用と冬用でカーテンを替えるメリットは?

洋服を季節ごとに衣替えするように、カーテンも季節に合わせて替えるという選択肢があります。少し手間はかかりますが、それに見合うだけのメリットがあります。

  • 快適性の向上:夏は遮熱性の高いカーテンで日差しをカットし、涼しく。冬は断熱性の高い厚手のカーテンで窓からの冷気を防ぎ、暖かく。季節に合った機能を持つカーテンを選ぶことで、一年中お部屋の快適性を高めることができます。
  • 省エネ効果:上記のように、季節ごとにカーテンを最適化することで、冷暖房の効率がアップします。これは、月々の電気代の節約にもつながる、嬉しいメリットです。
  • 季節感の演出と気分転換:夏はリネン調の涼しげなブルーのカーテン、冬はウールライクな暖かみのあるブラウンのカーテン、というように、季節に合わせて窓辺の表情を変えることで、お部屋の雰囲気もガラリと変わり、手軽に模様替えを楽しむことができます。

収納場所の確保が必要になりますが、カーテンの衣替えは、暮らしをより豊かに、そして賢くするための素敵な習慣と言えるかもしれません。

引っ越しの時、今のカーテンは使える?

引っ越しは、カーテンについて考える大きなきっかけのひとつです。今使っているお気に入りのカーテンを、新居でもそのまま使えるかどうかは、多くの方が気になるところでしょう。

結論から言うと、「新居の窓のサイズが合えば使える」ということになります。しかし、実際には窓のサイズやレールの位置は家によって千差万別なため、ぴったり合うケースはそれほど多くありません。

もし、新しい窓の方が小さい場合は、丈や幅を詰める「お直し(リフォーム)」をすることで対応できる可能性があります。特に丈の調整(裾上げ)は、比較的簡単に行えることが多いです。しかし、新しい窓の方が大きい場合は、生地を足すことはできないため、残念ながらそのカーテンを使うことはできません。

サイズが合わずに使えなくなってしまったカーテンも、すぐに捨ててしまうのはもったいないかもしれません。生地がまだしっかりしている場合は、リメイクして新しい命を吹き込むという手もあります。例えば、クッションカバーやテーブルクロス、ファブリックパネル、小物の目隠し用のカフェカーテンなど、アイデア次第でさまざまなものに変身させることができます。お気に入りの柄だったなら、形を変えてそばに置いておくのも素敵ですね。

まとめ

ドレープカーテン選びの長い旅、お疲れ様でした。採寸の基本から、機能性、デザインの選び方、そして長く使うためのお手入れ方法まで、たくさんの情報をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事で一貫してお伝えしたかったのは、ドレープカーテンは「なんとなく」で選ぶのではなく、「自分の暮らしに必要か」という視点で、知識を持って選ぶことが大切だということです。たくさんの選択肢があるからこそ、自分なりの「ものさし」を持つことで、後悔のない、満足のいく一枚に出会うことができます。

  • まずは正確な採寸から。これが全ての基本です。
  • 寝室には遮光性、リビングには断熱性など、お部屋の悩みに合わせて機能を選ぶ。
  • 壁や床、家具とのバランスを考えて、お部屋の主役となる色や柄を決める。
  • オーダーと既製、ヒダの量など、スタイルと予算を考える。
  • そして、手に入れたカーテンは、正しいお手入れで長く大切に使う。

この記事には、特定のおすすめ商品はひとつも載っていません。しかし、ここまで読んでくださったあなたなら、もうお店やウェブサイトでカーテンを見るときに、ただ漠然と眺めるのではなく、「この生地の遮光等級は?」「このヒダは2倍ヒダだから高級感があるな」「うちの窓のサイズだと、この既製カーテンは使えるかな?」といったように、具体的な視点で商品を吟味できるはずです。

ドレープカーテンは、あなたの毎日をそっと包み込み、暮らしの質を豊かにしてくれる、最も身近なインテリアです。ぜひ、この「ドレープカーテンの教科書」を片手に、あなたとあなたの家族にとって最高のパートナーとなる一枚を見つける旅を楽しんでください。あなたの窓辺が、もっと素敵で快適な空間になることを心から願っています。

この記事を書いた人
クッション先輩

きっちり整った部屋も素敵だけど、ちょっと抜けてるくらいが心地よくて、いつの間にか“ゆるインテリア”にハマりました。
このサイトでは、家具やインテリア雑貨を中心に、部屋づくりにまつわる「ちょっといいこと」を発信中。難しい話はなしで、“なんとなく好き”を大事にしたアイテム選びやレイアウトの工夫をゆるっと紹介しています。

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