フロアスタンドとは?置くだけでお部屋の雰囲気が変わる魔法のアイテム
「お部屋の雰囲気をちょっと変えたいな」「もっとリラックスできる空間にしたいな」と感じたことはありませんか?そんなときに大活躍するのが、フロアスタンドです。床に直接置くタイプの照明器具で、「フロアランプ」や「スタンドライト」とも呼ばれます。コンセントさえあれば好きな場所に置ける手軽さと、空間の印象をガラリと変えるデザイン性の高さが魅力です。
天井に取り付けるシーリングライトが部屋全体を均一に照らす「主照明」であるのに対し、フロアスタンドは特定の場所を照らしたり、光の陰影で空間を演出したりする「補助照明」として使われることが多いです。補助照明と聞くと「それだけだと暗いんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はこの「あかりの使い分け」こそが、おしゃれで心地よい空間を作るための重要なテクニックなんです。
日本の住宅では、部屋の真ん中に大きな照明が一つだけ、という「一室一灯」がまだまだ主流です。しかし、ホテルやカフェ、おしゃれなインテリアショップなどを思い浮かべてみてください。天井の照明だけでなく、壁や足元、テーブルの上など、さまざまな高さや場所に照明が置かれ、光が巧みにコントロールされていることに気づくはずです。フロアスタンドは、そんな「一室多灯」の暮らしを、誰でも簡単に始められる第一歩。工事も不要で、置くだけでプロがコーディネートしたような、深みと奥行きのある空間を演出できる、まさに魔法のようなアイテムなのです。
この記事では、特定の商品をおすすめするのではなく、純粋にフロアスタンドの魅力や選び方、活用術といった「お役立ち情報」だけを、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。「フロアスタンドって、どうやって選べばいいの?」「どこに置くのが効果的?」そんなあなたの疑問に、すべてお答えします。さあ、あなたもフロアスタンドを使いこなして、理想の空間づくりを始めてみませんか?
後悔しない!フロアスタンド選びで知っておきたい基礎知識
いざフロアスタンドを選ぼうと思っても、種類の多さに戸惑ってしまうかもしれません。デザインはもちろん大切ですが、それだけで選んでしまうと「思っていたのと違った…」なんてことにもなりかねません。ここでは、後悔しないフロアスタンド選びのために、知っておきたい基礎知識を徹底的に解説します。
まずは種類を知ろう!フロアスタンドのタイプ別特徴
フロアスタンドは、光の広がり方や形状によって、いくつかのタイプに分けられます。それぞれの特徴を知ることで、自分の目的や理想の空間に合ったものが見つけやすくなりますよ。
アッパーライト型
アッパーライト型は、シェード(笠)が上を向いており、天井や壁を照らすタイプのフロアスタンドです。光源が直接目に入らないため、光が天井や壁に反射して、ふんわりと柔らかく空間全体に広がります。これが「間接照明」の代表的な手法です。天井を照らすことで、視線が上に向かい、天井が高く感じられ、お部屋に開放感と奥行きが生まれるという嬉しい効果も。リビングや寝室などで、リラックスした雰囲気を作りたいときにぴったりのタイプです。テレビの裏などに置いて、シアターライティングとして楽しむのも素敵ですね。
スポットライト型
特定の場所をピンポイントで照らすのが得意なのが、スポットライト型です。ライトの向きを自由に変えられるものが多く、「ここを照らしたい」という目的がはっきりしている場合におすすめ。ソファの横に置いて手元を照らす読書灯として使ったり、壁にかけたアートやお気に入りの雑貨を照らしてギャラリーのように演出したりと、使い方はさまざま。光を当てることで、対象物が際立ち、空間にメリハリが生まれます。他の照明と組み合わせて、光のコントラストを楽しみたい上級者にも人気のタイプです。
シェード型
布や和紙、ガラスなどのシェードで電球を覆う、最もポピュラーなタイプです。シェードを通して光が拡散されるため、眩しさが抑えられ、温かみのある光が周囲に広がります。このタイプはとにかくデザインが豊富!シェードの素材や色、形、支柱のデザインによって、北欧風、モダン、アンティーク調、和風など、さまざまなインテリアテイストに合わせることができます。お部屋のアクセントとして、デザイン性を重視して選びたい方に最適です。シェードの素材によって光の透け感が変わるので、その点も選ぶ際の楽しみの一つになります。
トーチ型
トーチ(松明)のような形状からその名がついています。基本的にはアッパーライト型の一種で、天井を照らす間接照明ですが、よりスリムで装飾的なデザインのものが多いのが特徴です。すらりとしたフォルムがお部屋をスタイリッシュに見せてくれます。光の広がり方はアッパーライト型と似ていますが、デザイン性が高いため、照明としてだけでなく、オブジェのようにお部屋のアクセントとしても活躍します。省スペースで置けるものも多いので、一人暮らしのお部屋や、ちょっとしたコーナーに置くのにも向いています。
多灯型
一本の支柱から複数のアームが伸び、それぞれにライトが付いているのが多灯型です。各ライトの向きを個別に調整できるものが多く、機能性を重視する方にぴったり。例えば、一つは天井を照らすアッパーライトとして、もう一つは手元を照らすスポットライトとして、といったように一台で複数の役割をこなすことができます。リビングで家族がそれぞれ別のことをして過ごすときなど、必要な場所に必要な光を届けられるので非常に便利です。デザインも個性的なものが多く、お部屋の主役級の存在感を放ちます。
明るさの選び方(ルーメンとケルビン)
照明を選ぶ上で欠かせないのが「明るさ」と「光の色」です。専門用語が出てきますが、一度覚えてしまえば照明選びがぐっと楽になりますよ。
ルーメン(lm)とは?お部屋の広さに合わせた目安
ルーメン(lm)とは、光源が放つ光の総量、つまり「明るさ」を示す単位です。昔は「ワット(W)」で明るさを見ていましたが、ワットは消費電力の単位。省エネ性能が高いLED電球が普及した今では、同じワット数でも明るさが異なるため、ルーメンで見るのが一般的になっています。フロアスタンドは補助照明なので、部屋全体を照らすシーリングライトほど高いルーメン数は必要ありませんが、目的によって適切な明るさは変わります。
あくまで一般的な目安ですが、お部屋の広さに合わせた補助照明のルーメンは以下の表を参考にしてみてください。
| 用途 | 明るさの目安(ルーメン) |
| リラックス用の間接照明として | 400~800 lm |
| 読書灯として手元を照らす場合 | 400~600 lm |
| 6畳程度の部屋の補助照明として | 600~1000 lm |
| 8畳以上の部屋の補助照明として | 800~1500 lm |
ただし、これは絶対的な数値ではありません。壁や床の色(白っぽい部屋は光が反射しやすく明るく感じ、黒っぽい部屋は光が吸収されやすく暗く感じる)、天井の高さ、他の照明との兼ね合いによっても体感的な明るさは変わります。調光機能(後述)付きのフロアスタンドなら、シーンに合わせて明るさを調整できるので便利ですよ。
ケルビン(K)とは?光の色で空間の印象はこんなに変わる
ケルビン(K)とは、光の色温度を表す単位です。数値が低いほど赤みがかった暖色系の光になり、高いほど青みがかった寒色系の光になります。光の色は、空間の雰囲気や人の心理にも影響を与える重要な要素です。
- 電球色(約2700~3000K)
- 温白色(約3500K)
- 昼白色(約5000K)
- 昼光色(約6500K)
夕日のようなオレンジ色の温かみのある光です。リラックス効果が高いとされ、心を落ち着かせたい寝室やリビングに最適です。料理を美味しく見せる効果もあるので、ダイニングの間接照明にも向いています。ゆったりとした時間を過ごしたい空間におすすめの色です。
電球色と昼白色の中間にあたる、やわらかなオレンジがかった白い光です。温かみと明るさを両立できるため、どんなシーンにも馴染みやすいのが特徴。リビングでくつろぎたいけれど、少し作業もする、といった場合に使いやすい光です。
太陽の光に最も近い、自然な白い光です。いきいきとした活動的な印象を与えます。物の色が自然に見えるので、メイクをする場所や洋服を選ぶクローゼットの近くに置く照明に向いています。リビングでの読書や勉強など、集中したい作業にも適しています。
青みがかった爽やかな光で、集中力を高める効果があると言われています。細かい作業や勉強部屋に向いていますが、青白い光は目を疲れさせやすい側面も。リラックスしたい空間に使うと、少し落ち着かない雰囲気になるかもしれません。
このように、光の色によって空間の印象は大きく変わります。どの色がいいか迷ったら、「調色機能」付きのフロアスタンドを選ぶのも一つの手です。気分や時間帯に合わせて光の色を変えられるので、一台で様々なシーンに対応できます。
機能性で選ぶ
デザインや明るさだけでなく、どんな機能が付いているかも使い勝手を左右する大切なポイントです。あると便利な機能をご紹介します。
調光機能
光の明るさを段階的、または無段階に調整できる機能です。これがあると、フロアスタンドの活用の幅がぐっと広がります。例えば、夜に映画を観るときは明るさを落としてムーディーな雰囲気に、読書をするときは少し明るくして文字を読みやすく、といったように、シーンに合わせて最適な光環境を作り出すことができます。就寝前には徐々に光を暗くしていくことで、自然な眠りを促す手助けにもなるかもしれません。補助照明であるフロアスタンドにとって、調光機能は非常に相性の良い機能と言えるでしょう。
調色機能
光の色(色温度)を変えられる機能です。前述のケルビン(K)を調整できる機能で、一台で電球色から昼光色まで、様々な色の光を再現できます。朝は活動的な昼白色の光でシャキッと目覚め、日中は自然な温白色で過ごし、夜はリラックスできる電球色の光でくつろぐ、といったように、生活リズムに合わせて光の色をコントロールできます。勉強や仕事に集中したいときは白い光、リラックスしたいときはオレンジの光、といった使い分けも可能です。光にこだわりたいなら、ぜひチェックしたい機能です。
リモコン・スマートスピーカー対応
ソファでくつろいでいるときや、ベッドに入った後に、わざわざ立ち上がって照明を消しに行くのは少し面倒ですよね。そんなときに便利なのがリモコンです。手元でオンオフはもちろん、調光や調色ができると非常に快適です。さらに最近では、スマートスピーカー(Amazon AlexaやGoogleアシスタントなど)に対応したフロアスタンドも増えています。「電気を消して」と声をかけるだけで操作できるので、両手がふさがっているときや、就寝時などにとても便利。スマートホーム化を進めている方には特におすすめの機能です。
コードの仕様(フットスイッチ、中間スイッチなど)
意外と見落としがちですが、スイッチの場所や種類も重要です。主なスイッチの種類は以下の通りです。
- フットスイッチ
- 中間スイッチ
- プルスイッチ
- 本体スイッチ
コードの途中や本体の根本にあり、足で踏んでオンオフを切り替えるタイプ。ソファなどに座ったままでも操作しやすく、非常に便利です。フロアスタンドでは最もポピュラーなタイプかもしれません。
コードの途中に手で操作するスイッチが付いているタイプ。スイッチがどこにあるか分かりやすいですが、ソファの裏など、手が届きにくい場所にスイッチが来てしまうと操作しづらいこともあります。
シェードからぶら下がった紐を引っ張って操作するタイプ。カチッという操作感が心地よく、デザイン的なアクセントにもなります。ベッドサイドに置いたときなど、手を伸ばして操作しやすいのが利点です。
支柱やシェード部分に、つまみやボタンなどのスイッチが付いているタイプ。デザインがすっきりする一方、スイッチの場所によっては少し操作しにくい場合もあります。
自分の使い方をシミュレーションして、どのタイプのスイッチが最もストレスなく使えるかを考えてみましょう。
デザインと素材で選ぶ
機能性も大切ですが、やはりお部屋のインテリアに合うかどうかは一番気になるところですよね。デザインや素材で、お部屋の印象は大きく変わります。
シェードの素材(布、和紙、ガラス、金属など)
シェードは光の質感を決め、デザインの要となるパーツです。素材ごとの特徴を知っておきましょう。
- 布
- 和紙
- ガラス
- 金属(スチール、真鍮など)
- 木・ラタン
最も一般的で、温かみのある光を演出します。コットンやリネン、ポリエステルなど素材も様々。色や柄も豊富で、どんなインテリアにも合わせやすいのが魅力です。
日本的な「わびさび」を感じさせる、柔らかく繊細な光が特徴です。イサム・ノグチの「AKARI」シリーズが有名ですね。和室はもちろん、モダンなインテリアのアクセントとしても素敵です。
透明なものから、乳白色、色付きのものまで様々。光をキラキラと反射させたり、ムーディーな雰囲気を演出したりできます。レトロなデザインにもよく使われる素材です。
光を通さないため、スポットライトのように一方向を強く照らすのに向いています。インダストリアル(工業的)なデザインや、スタイリッシュでモダンな雰囲気にぴったりです。
木の隙間から漏れる光が、壁や天井に美しい模様を描き出します。ナチュラルな雰囲気や、北欧、アジアンテイストのお部屋によく合います。自然素材ならではの温もりが感じられます。
本体の素材(木製、スチール製など)
支柱やベース(土台)部分の素材も、全体の印象を決めます。
- 木製
- スチール製
- 真鍮(ブラス)製
温かみがあり、ナチュラル、北欧、カントリーといったテイストにマッチします。家具の色と合わせると、お部屋に統一感が生まれます。
シャープでモダンな印象を与えます。黒ならインダストリアルや男前インテリアに、白ならシンプルモダンや韓国風インテリアに、クロームやシルバーならスタイリッシュな空間によく合います。
ゴールドの輝きが、アンティーク調やクラシック、モダンラグジュアリーな雰囲気を演出します。時間と共に色合いが変化していく経年変化も楽しめます。
デザインのテイスト(北欧、モダン、アンティーク、和風など)
お部屋全体のインテリアテイストに合わせるのが、失敗しないコツです。
- 北欧風
- モダン
- アンティーク・ヴィンテージ風
- 和風
- インダストリアル
シンプルでナチュラルなデザインが特徴。白木やファブリックなど、自然素材を使ったものが多く、温かみのある空間を演出します。機能的でありながら、飽きのこないデザインが魅力です。
直線的で無駄のない、シャープなデザインが特徴。スチールやガラス、コンクリートなど無機質な素材を使ったものが多く、都会的で洗練された印象を与えます。
使い古されたような風合いや、曲線的で装飾的なデザインが特徴。真鍮や古材、ステンドグラスなどが使われ、重厚感と歴史を感じさせる空間にぴったりです。
和紙や竹、白木など、日本の伝統的な素材や意匠を取り入れたデザイン。直線的な格子デザインや、円形などの柔らかなフォルムが、落ち着きのある和の空間を演出します。
工場や倉庫で使われていたような、無骨で飾り気のないデザイン。黒のスチールやコンクリート、エイジング加工された金属などが特徴で、ヴィンテージ感のあるカッコいい空間を作ります。
もっとおしゃれに!フロアスタンド活用術
お気に入りの一台を見つけたら、次はその魅力を最大限に引き出す置き方をマスターしましょう。どこに置くか、どう使うかで、お部屋は見違えるほど素敵になります。
どこに置く?効果的な設置場所
フロアスタンドは「どこにでも置ける」のが魅力ですが、だからこそ「どこに置くか」が重要です。効果的な設置場所をいくつかご紹介します。
リビングのソファ横
これはフロアスタンドの王道ともいえる設置場所です。ソファに座って本を読んだり、スマートフォンを見たりするときに、手元を優しく照らしてくれます。アームが可動するスポットライト型なら読書灯として最適ですし、シェード型ならソファ周りをリラックスできる光で包み込んでくれます。部屋の主照明を消してフロアスタンドの明かりだけにすれば、一気に落ち着いた大人な雰囲気に。家族との会話も弾みそうですね。
部屋のコーナー(隅)
お部屋の隅は、どうしても暗くなりがちなデッドスペース。ここにフロアスタンドを置くことで、空間に光のグラデーションが生まれ、奥行きと立体感が演出できます。特にアッパーライト型を置いて天井を照らすと、視線が抜けて部屋が広く感じられる効果が期待できます。部屋の隅が明るくなるだけで、空間全体がぐっと広く、そしておしゃれな印象になるから不思議です。観葉植物などと一緒に飾るのもおすすめです。
テレビボードの横
夜、部屋を暗くしてテレビや映画を見るとき、画面だけが明るいと目が疲れやすくなります。そんなとき、テレビボードの横や後ろにフロアスタンドを置いて間接照明として使うと、画面と周囲の明るさの差が和らぎ、目の負担を軽減する助けになります。光が直接画面に映り込まないように、アッパーライト型や、光が柔らかく広がるシェード型を選ぶのがポイント。臨場感もアップして、おうちでの映像鑑賞がもっと楽しくなるはずです。
ベッドサイド
寝室にフロアスタンドを置くのも非常に人気です。ベッドサイドテーブルに置くテーブルランプも良いですが、フロアスタンドなら床に直接置けるため、サイドテーブルをすっきりさせることができます。就寝前に本を読んだり、少し明かりが欲しいときに、天井の照明をつけることなく手元で操作できるのが便利。暖色系の優しい光を選べば、心身ともにリラックスモードに切り替わり、心地よい眠りへと誘ってくれるでしょう。プルスイッチやフットスイッチ付きのものを選ぶと、ベッドから出ずに操作できて快適です。
観葉植物の近く
お部屋に観葉植物を置いているなら、ぜひ試してほしいのが植物をフロアスタンドでライトアップするテクニックです。下から光を当てると、葉の形や影が壁や天井にドラマチックに映し出され、まるでアートのよう。植物の生き生きとした生命感が強調され、日中とはまた違った表情を楽しむことができます。光に照らされたグリーンのある空間は、癒やし効果も抜群。手軽に非日常感を味わえるおすすめの活用法です。
「一室多灯」でつくる上質な空間
フロアスタンドを効果的に使うことは、すなわち「一室多灯」を実践することにつながります。ここでは、一室多灯の魅力と、具体的な組み合わせ方について解説します。
なぜ「一室多灯」がいいの?
日本の多くの家庭では、部屋の中央にあるシーリングライト一つで部屋全体を照らす「一室一灯」が基本です。これは部屋の隅々まで明るく、活動しやすいというメリットがありますが、一方で光が均一でのっぺりとした、陰影のない空間になりがちです。これに対し、欧米の住宅で主流なのが「一室多灯」。主照明だけでなく、フロアスタンドやテーブルランプ、ブラケットライト(壁付け照明)など、複数の照明を組み合わせて、必要な場所を必要なだけ照らすという考え方です。
一室多灯には、こんなにたくさんのメリットがあります。
- 空間に立体感と奥行きが生まれる
- 雰囲気のある空間を演出できる
- 省エネにつながる
- 気分転換になる
光の当たるところと当たらないところ(陰)ができることで、空間にメリハリがつき、広く感じられます。
シーンに合わせて使う照明を変えることで、食事、団らん、リラックス、作業など、目的に合った雰囲気を作り出せます。
部屋全体を煌々と照らす必要がないときは、手元の照明だけをつけることで、消費電力を抑えることができます。
照明を切り替えることで、気持ちのオンとオフを切り替えやすくなります。
フロアスタンドと他の照明との組み合わせ方
一室多灯を始めるなら、まずは今ある照明にフロアスタンドをプラスすることから始めましょう。例えば、普段はシーリングライトをつけて生活し、夜のリラックスタイムになったらシーリングライトを消して、フロアスタンドとテーブルランプの明かりだけで過ごしてみる。たったそれだけで、いつものリビングが、まるで隠れ家カフェのような落ち着いた空間に変わるのを実感できるはずです。ダウンライトがあるお部屋なら、ダウンライトの明るさを少し絞り、フロアスタンドをアクセントとして加えるのも素敵です。ペンダントライトで照らされたダイニングテーブルの近くに、そっとフロアスタンドを置けば、光の層が生まれてより豊かな空間になります。難しく考えず、光を足し算、引き算する感覚で、いろいろな組み合わせを試してみてください。
長く愛用するために。フロアスタンドのお手入れ方法
お気に入りのフロアスタンドは、できるだけ長く、きれいな状態で使いたいものですよね。定期的にお手入れすることで、明るさを保ち、安全に使い続けることができます。
シェードのお手入れ
ホコリがたまりやすいシェードは、素材に合った方法でお手入れしましょう。お手入れの前には、必ず電源プラグをコンセントから抜いてくださいね。
布・和紙シェード
普段のお手入れは、柔らかいブラシやハタキ、乾いた布で表面のホコリを優しく払うだけで十分です。掃除機のブラシノズルを一番弱い設定にして吸い取るのも効果的。シミや汚れがついてしまった場合は、固く絞った布で軽く叩くようにして汚れを移し取ります。ゴシゴシこすると生地を傷めたり、輪ジミの原因になったりするので注意してください。和紙は特に水気に弱いので、基本的には乾いた布やハタキでのお手入れに留めましょう。
ガラス・アクリルシェード
ガラスやアクリル製のシェードは、柔らかい布で乾拭きするのが基本です。指紋や油汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤に浸して固く絞った布で拭き、その後、水拭き、乾拭きで仕上げます。洗剤が残らないように、しっかり拭き取るのがポイントです。研磨剤入りのクリーナーや硬いタワシは、表面に傷がつく原因になるので絶対に使わないでください。
金属・木製シェード
金属製や木製のシェードも、基本は柔らかい乾いた布での乾拭きです。ホコリを払う程度で十分きれいになります。特に木製のものは水分を嫌うので、水拭きは避けた方が無難です。金属の汚れがひどい場合は、素材に合った専用のクリーナーを使うこともできますが、まずは目立たない場所で試してからにしましょう。
電球交換のポイント
電球が切れてしまったときの交換方法と、電球選びの基本です。これも、作業前には必ず電源を切り、電球が冷めていることを確認してから行ってください。
電球の種類(LED、白熱電球など)
現在、照明の主役はLED電球です。白熱電球や電球型蛍光灯に比べて、長寿命で消費電力が少ないのが最大のメリット。初期費用は少し高めですが、電気代や交換の手間を考えると、トータルコストは圧倒的にお得です。また、衝撃に強く、紫外線や赤外線をほとんど出さないため、アートや本などを照らしても色褪せしにくいという利点もあります。特別な理由がなければ、LED電球を選ぶのが賢明です。
口金サイズ(E26, E17など)の確認方法
電球の根元の金属部分を「口金(くちがね)」と呼びます。このサイズが照明器具と合っていないと、取り付けることができません。日本の家庭でよく使われるのは、直径26mmの「E26」と、直径17mmの「E17」の2種類です。E26は一般的なサイズで、メインの照明によく使われます。E17は小型の電球で、シャンデリアやダウンライト、小型のフロアスタンドなどに使われます。どちらのサイズかは、フロアスタンドの取扱説明書や、もともと付いていた電球に記載されているので、必ず確認してから新しい電球を購入しましょう。
交換時の注意点
電球交換は簡単な作業ですが、安全のためにいくつか注意点があります。
- 必ず電源を切る
- 電球の熱に注意
- 指定のワット数(W)を守る
スイッチを切るだけでなく、電源プラグをコンセントから抜いておくとより安全です。
消灯直後の電球は非常に熱くなっています。やけどの危険があるので、必ず十分に冷めてから作業してください。
LED電球を使う場合でも、照明器具には「60Wまで」といったように、使用できる電球の最大消費電力が定められています。これを超えると、火災や故障の原因になる可能性があります。必ず指定内のワト数、または「〇〇W相当」と書かれたLED電球を選びましょう。
失敗しないために!購入前に確認したいこと
デザインも機能も気に入ったフロアスタンドを見つけたら、いよいよ購入!と、その前に。お家に迎えてから「こんなはずじゃなかった…」とならないために、最終チェックしておきたいポイントをまとめました。
サイズ感の確認
ネット通販などで購入する場合、写真のイメージだけで判断すると、実際のサイズ感に驚くことがあります。メジャーを片手に、しっかり確認しましょう。
高さとお部屋のバランス
フロアスタンドの「高さ」は、空間の印象を大きく左右します。天井が低い部屋に背の高いフロアスタンドを置くと、圧迫感が出てしまうことがあります。逆に、天井が高い部屋に低いものを置くと、物足りなく感じるかもしれません。置きたい場所の近くにメジャーを立てて、実際の高さをシミュレーションしてみるのがおすすめです。ソファやキャビネットなど、周りの家具との高さのバランスも考えてみましょう。
シェードの直径と圧迫感
シェードの「直径」や「幅」も重要です。特に、人がよく通る場所に置く場合は、通路の邪魔にならないかをしっかり確認する必要があります。大きなシェードは存在感があり素敵ですが、部屋の広さに対して大きすぎると、圧迫感の原因になります。床に新聞紙などを広げて、シェードの直径と同じサイズの円を作ってみると、必要なスペースを具体的にイメージしやすくなりますよ。
ベース(土台)のサイズと安定性
見落としがちなのが、ベース(土台)のサイズです。家具と壁の隙間など、限られたスペースに置きたい場合は、ベースが収まるかどうかを正確に測っておきましょう。また、ベースにはフロアスタンド全体を支える重要な役割があります。ある程度の重さと大きさがないと、少しぶつかっただけで倒れてしまう危険性も。特に、背の高いフロアスタンドや、アームが大きく伸びるタイプを選ぶ際は、ベースがしっかりとしていて安定感があるかどうかを確認することが大切です。
コンセントの位置とコードの長さ
照明器具である以上、電源の確保は必須です。意外な落とし穴にならないよう、事前にチェックしておきましょう。
置きたい場所にコンセントはあるか?
これは基本中の基本ですが、意外と忘れがちです。「ここに置きたい!」と決めた場所の近くに、コンセントの差し込み口があるかを確認しましょう。
コードの長さは足りるか?延長コードを使う場合の注意点
コンセントがあっても、フロアスタンドのコードが届かなければ意味がありません。商品の仕様欄でコードの長さを確認し、壁に沿わせて配線する距離も考慮して、十分な長さがあるかを見積もりましょう。もし長さが足りずに延長コードを使う場合は、コードが足に引っかからないように壁際に固定したり、家具の裏を這わせたりする工夫が必要です。また、ホコリが溜まると火災の原因にもなるため、コンセント周りは定期的に掃除しましょう。
コードの隠し方、すっきり見せる工夫
せっかくおしゃれなフロアスタンドを置いても、コードがだらしなく見えていては台無しです。壁の色に合わせた配線カバー(モール)を使って隠したり、ラグやカーペットの下を通したり、家具の脚に沿わせて結束バンドで留めたりと、コードをすっきり見せる工夫をすると、お部屋全体の完成度がぐっと上がります。
組み立ては必要?
大きなフロアスタンドは、輸送のために分解された状態で届くことがほとんどです。購入前に組み立ての有無を確認しておきましょう。
届いたらすぐに使える?組み立てが必要な場合の確認事項
商品の販売ページには、通常「要組み立て」「完成品」などの記載があります。組み立てが必要な場合は、どの程度の作業が必要なのかを確認しておくと安心です。ベースと支柱、シェードを取り付けるだけの簡単なものもあれば、少し複雑な工程が必要なものもあります。
組み立ての難易度や必要な工具
組み立ての難易度や、作業時間の目安が記載されている場合もあります。また、ドライバーなどの工具が別途必要なのか、それとも付属しているのかもチェックしておきましょう。女性一人や、組み立てが苦手な方は、なるべく工程が少ないものを選ぶか、誰かに手伝ってもらえるかどうかも考えておくとスムーズです。
安全性について
長く安心して使うために、安全に関わる項目も忘れずにチェックしてください。
PSEマークの確認
PSEマークは、電気用品安全法という法律で定められた安全基準を満たしていることを示すマークです。日本国内で販売される多くの電気製品には、このマークの表示が義務付けられています。特に、海外からの輸入品などを購入する際には、PSEマークが付いているかどうかを確認すると、より安心して使用できます。
転倒防止対策
地震が多い日本では、転倒のリスクも考えておきたいところ。ベースがしっかりしていて安定感のあるものを選ぶのが大前提ですが、特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、人がよく通る場所や、子供が遊び回るスペースへの設置は避けるのが賢明です。背の高いフロアスタンドの場合は、壁に固定できるような耐震グッズを活用するのも一つの方法です。
フロアスタンドで理想の空間を手に入れよう
ここまで、フロアスタンドの選び方から活用術、メンテナンス方法まで、幅広く解説してきました。いかがでしたでしょうか?
フロアスタンドは、単にお部屋を明るくするための道具ではありません。光と影を操り、空間に奥行きと表情を与え、日々の暮らしに豊かさと癒やしをもたらしてくれる、最高のインテリアパートナーです。一台置くだけで、いつもの見慣れたお部屋が、まるでホテルのラウンジやおしゃれなカフェのような、ワンランク上の空間へと生まれ変わります。
大切なのは、「どんな空間で、どんな風に過ごしたいか」をイメージすること。リラックスしたいのか、読書に集中したいのか、それともアートを際立たせたいのか。あなたの目的に合わせて、光の質やデザイン、機能をじっくり吟味してみてください。
この記事でご紹介した知識が、あなたのフロアスタンド選びの一助となれば幸いです。宣伝やランキングに惑わされることなく、あなた自身の目で、あなたの暮らしに寄り添ってくれる最高の一台を見つけてくださいね。そして、あなただけの素敵な「あかり」で、心地よい時間と空間を存分に楽しんでください!


